京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

橋本

経験

2018年7月27日(金)

就職説明会が各地の養成校でぼちぼち始りました。先週は新潟に行ってきました。

 

学生からの質問でよくあるのは

「250人もいて皆さん仲はいいのですか?」

です。

 

この質問があったら私はこう聞き返すことにしています。

「君の同期は何人?」

「40です」

「嫌いな奴いるやろ」

 

このやり取りで自分がどれほど馬鹿みたいな質問をしたか気が付く学生もいるみたいです。

 

別に今在籍している学校でなくとも、過去自分が通った小学校や、中学校、高校の時のことやあるいは隣近所、または親戚等自分が所属する社会構成の一つ一つを思い浮かべれば、どんな時にでもどんなところにでも自分にとって気の良い奴ばかりがいたわけじゃないことくらいすぐにわかるはずですし、わかってたら皆が仲がいいのかどうかなんて愚問はしないはずです。

 

何故こんな愚問が出てくるのか。

 

最近の若い人を見ていると多くの人に共通している傾向があります。

それは

「経験から学ばない」

ということです。

 

彼らは答えを求める前に。自分の経験上こういう場合どうだったか、経験から答えを得ると言う思考過程が欠落している人が多いです。

考える前に答えを知りたがるという感じでしょうか。考えなければいずれ「AI」とやらに仕事を取られておしまいですがね。

 

もう一つ大事な点は

「どれほど優秀な教師をもってしても、経験に勝る教師はいない」

です。

 

経験だけで学ぼうとすると、視野が狭くなりがちになるリスクはありますが、そういう欠点をもってしても経験から学ぶメリットは大きい。ささやかな経験であってもそれから学ぶことは、賢人の百万言に値するのではないでしょうか。

 

経験から学ばないのであれば、さほど伸び代のない人間ということになるんじゃないですかね。

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