京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

遠藤

いろんな顔持ってますか?

2012年6月20日(水)

 

人には、いくつかの顔があります。

 

仕事で顧客と居る時、職場の同僚と居る時、

友達と居る時、家族といる時、見ず知らずの他人と居る時、
それぞれ違います。
そして、それぞれ違う自分を出せる瞬間があるんです。
逆に、それぞれに、違うことを我慢しています。
我慢し続けることはあまりいい結果を産みません。
家庭で介護する上で、真面目な方ほど自分がしてあげないとって、
一日すべてが、家事と介護で時間が埋まってしまいます。
これでは、家族と居る自分以外は出せなくなってしまいます。
それでしんどくなって、家族や自分にあたってしまいまい、
上手く続けて行くことができなくなります。
 
 
そして、もう一人家族と居る自分しか出せなくなった人が居ます。
それは介護が必要になったその人ですね。
 
 
介護する方の負担軽減の為にって、介護サービスを勧められると思いますが、
それは、同時に介護が必要な方の負担軽減でもあるんです。
 
 
デイケア(通所リハビリ)に勤務していた頃にも、
デイケア中は、柔らかな明るい人が、
帰りの送迎バスから降りると家の長として、キリリっとした表情になる人や、
家では、片付けひとつできないのに、デイケアでは世話好きだったりする人が居ました。
 
 
家族に見せる顔と、他人に見せる顔は違います。
そうやって、気持ちにメリハリつけたり、緩急つけているんですね。
 
 
介護する時、家にこもったきりにならないようにしましょう。
それは、あなたも、介護が必要なその人も。
 
 
 
それぞれに知らない顔は必要ですね。
 

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