京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

橋本

違うと思ふ

2020年6月02日(火)

先日ある病院の院長のインタビュー記事をネットで見たのですが、病院のキャッチフレーズが「また来てねと言える病院」だそうです。

 

以前ここで書いたかどうか記憶が定かではありませんので、重複していたらごめんなさい。

 

「目明し、薬師、坊主とは無縁がいい」と誰かが言ったとか言わなかったとか。

警察官や医師、僧侶なんかは犯罪に巻き込まれる、病気・ケガに見舞われる、亡くなる等の不幸にならないと出番がないのでそういう風に考える向きもあるでしょう。

 

哀しいかな「世に病の種は尽きまじ」

だから医療という仕事もなくなりません。

 

なくなりはしませんが、普通誰しも病気にならないよう、怪我をしないよう気を付けるべきだし、避けるべきでしょう(なってしまったら仕方がないですが)。

 

だから

「また来てねと言える病院」なんてのはありえないと私は思うわけです。

 

ちょっとドラマの1シーンを思い浮かべてみてください。

 

刑務受刑者が服役を終えて、門のところで刑務官に挨拶をする。

受「長いことお世話になりました」

刑「おう、また来いよ

いやいやいやいや、あり得ない

ここは定石どおり

刑「おう、真人間になって二度と来るんじゃないぞ」だしょ。

 

患「長いことお世話になりました」

医「また来てね」

いやいやいやいや、あり得ない、あり得ない。

医「体に気を付けて、お大事に(遠回しに丁寧に二度と来るんじゃねえぞと言っている)」だしょ。

 

まぁ実際の所、完治の後退院してもしばらくは様子見の為に通院を促すのが普通ですが。

 

インタビューでその医師は病気以外でも地域の人でも気楽にということを言いたかったらしいのですが、病院って健康な人間が気楽に足を運ぶ場じゃないと思うんです。

 

加齢に限らず、病気でも怪我でも足元が覚束なくなった経験がある人はわかると思うんですけど(私は足の骨折経験3回)、人と行き交うのは実に怖い。更に小さい子供に足元でちょろちょろされると恐怖倍増。

病院の職員であれ、お見舞いの人であれ患者さん側からすれば廊下ですれ違うのは結構怖いものだと思います。

勿論病原体を持ち込んだり持ち帰ったり等のリスクもあるわけです。

 

何か「親しまれる」と形容するといいことのように受け取りがちですが(悪くはないでしょうけど)、警察や病院なんか「親しまれる」より「頼られる」ことに専心すべきじゃないですか。

 

お見舞いは患者さんを元気づけたり、やる気を引き出す効果も大きいのでやるべきだとは思うのですが、それ以外ではあまり気楽に行く場所とは思えないです。

 

さらにその院長の病院はホスピスがあるのが特徴なんですが、〇〇〇〇〇〇さんに「〇〇〇〇〇」って…もうね。ホラーですやん。

 

と、すみません。どうでもいいような戯言でした。

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