京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

橋本

続ダイバーシティ

2023年5月12日(金)

今回の表題は往年の映画タイトル風にしてみました。

 

最近ペースが遅くなっています。

書きかけのものが3つもあるんでネタがないわけじゃありませんが、文章でどう書けばいいのか思案中という感じで、なかなか皆さんのお目に触れる機会が減っています。

 

皆さんはゴールデンウィーク中はいかがお過ごしでしたでしょうか。

 

私は遠出するでもなくいつもの日曜日を連日過ごしたという感じです。

私の場合休みの日は出勤日より起床が早くて、大体5時から6時の間に起きて1~2時間ウォーキング。朝食後にさらに1~2時間ウォーキングか、電車に乗って京都までいき京都の街並みをウォーキング。2万歩以上歩いて夕方までに帰宅。あとはゆっくりという感じです。

 

いつもと違うのはGW中ということで、これに嫁さんがついてくるというのが違うと言えば違うところで。

 

以前は車で出かけることが多かったのですが、歩くようになって休みの日は車を運転しなくなり、歩きの距離が無理なところは電車かバスを利用するようになりました。

 

私が住む雄琴のおごと温泉駅は特急は勿論のこと急行も快速も止まらない駅ですが乗降する客がそれなりに多いのか、バリアフリーで車椅子でもプラットホームまでは辿り着けるようになっています。

 

おごと温泉駅でさえそうなんですから京都駅なんて言わずもがなですが、いずれにしろ車椅子でも「プラットホームまで」なんです。

 

プラットホームから電車に乗り込むのは渡り板が必要ですし、その渡り板は駅員に言わないとだめですし、対応してもらうには事前の連絡(予約)が必要だそうです。

 

聞くところによると、欧米ではその場で気軽に駅員が対応してくれるところが多いとか。

私の知人ですがボランティアで障害者の方たちの海外旅行に同伴した時の話。

スイスの景観がいい山並みを見るためにケーブルカーに乗ろうとしたところ車椅子の方が漕ぐのに手間取ってしまってちょっとばかり長い列ができたそうです(障害者、健常者別なく同じように並ぶ)。

駅員さんも、日本人以外の観光客の方々も日常的なことなのか皆さん黙ってのんびり待っておられたようなんですが、健常者の日本人観光客から「障害者がこんなところまで来るな」とはっきり言われたそうです。

 

介助にあたっていた知人は怒るより、呆れるより何より同じ日本人として猛烈に恥ずかしかったと言っていました。

 

もう何年も前ですが出張で江戸へ行ったとき、結構な時間が空いたので昼間新宿界隈をぶらぶら歩いたことがあります。その時何人もの電動車椅子の人とすれ違いました。京都では四条通や、新京極、河原町通りを休日歩いていても滅多にないことです(車椅子を押してくれる介助者がいるような人はままありますが電動車椅子で単独行というのは滅多にないです)。京都より江戸のほうが人口が多いというのは勿論あるんでしょうが、やはりより都会のほうがバリアフリーが進んでいるのかもと思った次第です。

 

当たり前のことですがダイバーシティ(Diversity)というのはsexual minorityに限った話ではありません。障害者も同様です。

 

大事なのは障害者が外に出ていきやすい環境(ハードウェア)よりも受け入れる社会の気持ちの有りようだとは思いますが、社会のそこかしこに障害者がいる状況にでもならないとなかなか理解も深まらないと思います。

 

受け入れる気持ちを待つより、外に出やすい環境を作るのが先と、公共交通機関の鉄道の利用しやすさを考えるほうがいいのかもしれません。

 

痴漢防止に女性専用車両があるし、高齢者障害者向けの優先座席もあります。車椅子用の優先スペースもあります。でも同じ様に車椅子の人が単独でも乗り入れできる車両や昇降口が何故ないんでしょうか。

 

本当はバスなんかもそう考えるべきなんでしょうが、電車と違って複数車両を連ねるわけじゃないから、専用車両にしろ、専用乗降口にしろ現実的じゃないですね。

 

このGW中電車に乗ってて思ったことでした。

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