京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

土井

やってみて気づくこと

2012年8月19日(日)

約1年ほど前、出かけた先で妻と2人で食事を食べたときのこと。

どうしても、お肉腹であった私は、ステーキコースを食べました。

何年もナイフフォークで食べるような食事をしていなかったので、

「久しぶりやね」といいながら、

前菜やスープを食べはじめたまでは良かったのですが・・・

 

お肉とライスを食べはじめると、

どうも左手のフォークで口に運ぶ動作がやりにくい。

「なんか食べにくくない、このフォーク」と聞くと

「そう?」

「よく見ると、おしゃれな形やし、この微妙なカーブのせいかな?」

「手に馴染まないのかもね」

なんて話していました。

食べ進めると、

フォークの背にライスをのせるまでは良いのですが、

ライスを口に運ぼうとすると、落としてしまう。

かなり意識しないと、口に運べないのは・・・久しぶりやからか!?

 

と思っているうちに、

次第に左手に入る力が強くなってきて、手に違和感が出てきた

これって・・・・

ここでようやく、なんで食べにくいのかに合点が行きました。

数年前の脳梗塞(とっても軽い部類ですが)の影響だと。

病気の後、しばらくの間、何をするにも感じていた違和感でした。

発症後、

職業柄、どういう風にしたらうまく使えるようになるかを細かく考えて、

工夫やトレーニングをしていたので、

利き手ではない左手でも、さほど困らないくらいには問題をつぶしたつもりでしたが、

ナイフとフォークで食べる食事が、特別な手の動かし方だなんて、考えても無かったのです。

それに、ナイフとフォークで食べるのに必要な動作の中には、

「その手の使い方をさせないようにリハビリする」と教えられた動きがありました。

 

どんなことでも、実際やってみないとわからない・・・は正直な感想です。

トレーニングしてからリベンジしましたが、ちゃんと快適に食べられました。

快適に食べられると、よりいっそう美味しくいただけるのは不思議ですね。

 

しかし、箸を使う動作も難しいけど、ナイフとフォークやるな・・・

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