京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

遠藤

つい…失敗

2014年11月13日(木)

boy5_5子どもと料理をしていて、突然「おとうさん」との声。
息子が包丁で指を切ってしまいました。
結構深く切ったように見えます。
水で流して、その後、手を上にあげさせて、
止血し、子供が好きなキャラクターの絵が描かれた絆創膏でペタっとして、指が動くか確認して、
さて、いつもの病院は休診です。空いている病院は…と探して、総合病院へ車で行きました。

 

病院についても息子は言われた通り手を上にあげており、血も止まったようでした。
先生に診てもらって、縫わずに消毒だけで帰りました。
息子はかなりショックを受けて沈んでおりました。
帰りの車で、手が治ったらニンジンを切る練習をしようなというと「うん」とうなずいておりました。
病院から帰って遅めの夕食中にまた血が出てきました。
とりあえず止血して、絆創膏変えて、手を下におろさないようにさせて、
食事後も止まったので、ほっとしました。

 

ただ、指の付け根を切っていましたので、なぜそこが切れたのか?
その直前まで猫の手で上手に切っていたのに、その瞬間を見ていないので、尋ねると。
包丁の下に指があったとのこと。
うーん…ニンジンが固くて、しっかり押さえようと猫の手を外してしまったようです。
つい、やってしまいがちですが、「つい…」が起こす事故は結構自分にとって痛かったりします。

 

息子には固い物を切るときの練習が必要です。
でも、ちょっと練習しただけでは「つい」はなくなりません。
自覚して気を付けるってことが大事でしょうね。

 

息子は、以前包丁で指を切ってから、猫の手をするようになりました。
そして、今回また指を切ったので、もっと包丁と手の位置を意識するのではないでしょうか。

「つい」指を切ることはなくなるかな?…なんにせよ、まだまだ料理は上手になれると思います。

 

失敗は成功の母です。
ただ、取り返せる失敗でないと困ります。
指も切れて血が出たぐらいは良いですが、神経を切ったり、切り落とされては困ります。

いくら失敗の原因が分かっても次の成功が難しくなります。

 

皆様も、
「つい」という言葉に続くこと…

取り返せる失敗のうちにその癖を治しましょう。

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