保障って何?
2014年11月28日(金)
先日、とある方から装具の相談がありました。
今まで使っていた装具が破損したことから、
先日、普段定期通院されている病院の出入業者で、
装具をつくりかえたのは良かったけれど・・・
体に合っていないと思う、傷ができる、とのこと。
さてさて、確認してみると、
明らかに足のカーブと装具のカーブが合っておらず、
装具の一部の部品が刺さるようなあたり具合で内出血している。
これは、曲げて添わせないといけないから、
買ったところの業者で調整してもらわないと・・・と伝えると、
これを曲げたらメーカー保証が利かなくなるから、
調整はできないといわれ、最初からこうだと。(・・・? 何で?)
結局、装具外来で対応を検討し、出入業者にお願いして解決しました。
でも、おかしくないかな?
業者やメーカーなど、
すべての関係者にも言い分があるのでしょうけれど、
装具を自費・10割負担で買う方は少ないわけですから、
保険や公費で納品した商品が、傷ができるぐらいの不適合のまま、
納品されるのをそのまま利用者に仕方がないと押しつけるなんて・・・
どんな商売でも
いくら顧客が希望する物を販売するのだとしても、
最低限のメンテナンスや調整が必要でしょうし、
納品時の不具合への対応責任は必ずあると思いますし、
その責任が果たせないのなら、取り扱ってはダメ・・・
というのは常識だと思うのですが、どうなんでしょうか。
装具外来
2014年2月08日(土)
今日は、装具外来の日です。
装具外来は土曜日AMで、今月は月3回あります。
希望される方は、
御所南リハビリテーションクリニック
TEL 075-254-7511
まで、お問い合わせください。
リハビリテーション科外来に来られる方の装具ですので、
どちらかというと、はじめて装具を作る人は少なくて、
最初に入院した時に装具を作った経験のある人が多いようです。
その外来をやっている中で気付くことなのですが、
「体と装具が合っていない」
「装具が破損している」
「ベルトが切れかかっている」
ということが、かなりの割合で発生しています。
そんなことでもありますので、歩き方にも問題があることがほとんど。
当クリニックの装具外来では、体に合わせた結果、
日々、自宅または屋外で自立して歩く活発な方では、
今まで使って来られた物とは異なる装具を選択することのほうがほとんどです。
自分の生活スタイルや能力の変化に合わせる必要がありますので、
装具のメンテナンスや更新だけでなく、歩き方のチェックとしても、
当クリニックの装具外来を利用していただければと思います。
装具外来
2013年11月16日(土)
御所南リハビリテーションクリニックでは、装具等の専門外来を行っています。
装具の場合、先生やリハビリの人の薦めるものをそのまま買う・・・ということが多く、
外来などで装具を作り変えるときは、一般的には形を変えることが少ないようです。
でも、当クリニックでは、ちょっと違った診療風景になっています。
当クリニックの装具外来でお話をうかがっていると、
「もっとうまく歩けるように・・・」とか、「装具が合わなくて」とか、「ボロボロだから」ということだけでなく、
「装具を小さく・軽く・使いやすいものにしたい」「靴を選べるようにしたい」などの希望も多くあります。
このため、いま体に必要なのはコレです・・・と一般的な選定だけでは解決しないことがほとんどです。
装具外来の診察場面では、
医師とリハスタッフ、装具業者、患者家族の皆で、時に意見を戦わせながら議論しています。
また、下肢装具では、見た目だけではなく、歩行検査による客観的な選定も行っております。
時には、現在の問題解決や次のステップの装具に必要な能力を確保するため、自主訓練指導やリハビリテーションを実施することもありますし、その後、再検討する場合もあります。
装具をステップアップする場合には、作成後のリハビリテーションで歩き方の修正も行っています。
そういった外来診療で、生活に必要な装具、問題解決に必要な装具、もっと楽な装具・・・など、
(作ってもほとんど使わない装具ではなく)、実用的な装具を作成できればと考えております。
もし、装具の問題を抱えておられるようでしたら、お気軽にご相談ください。