しもたっ!!!
2012年4月06日(金)
今日は4/6。昨日は私のブログ当番でした…忘れてました。
ずっと4/6と思い込んでいて、失敗しました。連日のブログ更新がストップです。
さて今日は午後から高校生が当院に来ます。セラピスト希望でまずは職場見学。ついでに進路相談ということでしょう。
毎年受験を控えた高校生が、当院へセラピストとはなんぞやと見学に来ています。いろいろと彼らと話していると、最近は偏差値だけではなく国家試験の合格率まで調べて進学する学校を選別している人もいるようです。
セラピスト養成校は専門学校にしろ大学にしろ、資格取らせてナンボですから、学校毎の合格率は偏差値なんかより大切な指標だと思います。
私の手元にいくつかの学校の数字があります。例えば受験者76名、合格者76名。合格率100%。立派な数字です。実はもう一つ通常目に触れない数字があります。出願者109名。出願者が109名で受験者が76名。その差33名はどこいったんでしょうか。皆さんはどう思われますか?
いずれにしろ受験生は100%と言う数字だけでしか、判断できないわけです。
私は午後から来る高校生にそのあたりのことも含めてアドバイスしてあげたいと思います。
失敗したら(続き)
2012年2月02日(木)
今月は理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の国家試験が行われます。
学校の成績がどれほど優秀だろうと、どれほど適性があろうと、年に一度のこの試験にパスしなければ、名乗ることは出来ません。当然内定していた就職もパァです。
当然学生は真剣に取り組みますし、学校も国家試験の合格率がそのまま学校の評価になるわけですから、真剣です。
一般の方々はご存じないかもしれませんが、昨年の国家試験の合格率は過去の合格率をかなり下回った年でした。学校によっては30~40ポイントも例年より下回った学校もありました。当然全国平均値を大きく上回ったり、数少ないですが100%を誇る学校もありました。数字が良かった学校はホームページにもその事を掲載しますが、悪かった学校はなかなか表に出せないのも人情です。そんな中、堂々と合格率50%と公表した学校がありました。その学校は他校と違いちょっとユニークな教育方法をとっているところで、ユニークとは言いながらとても効果的な方法と思えるやり方と、私には思えたので密かに注目している学校でした。だからその学校のホームページで合格率を目にしたときは二重の意味で驚きました。
同時にその学校の先生方の並々ならぬ決心というか、覚悟が伝わってきました。前回1/30のブログ「失敗したら」でも書いたとおり、一度失敗を口に出して言ってしまった以上、二度と同じ過ちは犯せないわけです。また同じような結果であれば「本当に駄目な学校」のレッテルを貼られるわけですから。でもそんなことにはならないでしょう。失敗を公言するというのは、自ら認め原因もわかっている、対策も立てているということですから。
失敗したら
2012年1月30日(月)
まずは、報告、連絡、相談いわゆるホウ・レン・ソウですね。
学生からいきなり社会に出てきた人たちは、その習慣がありませんし、失敗どころかホウ・レン・ソウがないと叱られることも多いかと思います。
でもホウ・レン・ソウぐらいは余程のペケでもない限り、誰にも出来るようになるものです。
ホウ・レン・ソウが出来るようになっても、その後にも問題はあります。
その失敗を人に話せるのか。
一度学校の同期で集まって飲んでいた時に話したのですが、失敗したら、叱られたら、一刻も早く人に話さなければ、落ち着かない気持ちになるということで、意見が一致しました。
自分の失敗を話すのは恥ずかしいことですが、話さずにそ知らぬ顔をしていることは、もっと恥ずかしいのです。
仕事での失敗は同僚に知られるのが普通ですし、皆が知っているのに涼しい顔は出来ません。とにかく早く話さなければ気が済まない。
そんな気持ちになるのです。
話すとどうなるか、慰められもするでしょうけど、多分笑われるでしょうし、「馬鹿な奴」ぐらい思われるでしょう。ただ話すことで二度と同じ失敗はできないという気持ちにもなります。それでなお同じ失敗をすれば「馬鹿な奴」が、「本当に馬鹿だった」になりますから。
失敗を話すというのは、恥ずかしいことかもしれませんが、二度と同じ失敗はしないという決意表明かもしれません。
今の若いスタッフは失敗を話すどころか、失敗そのものを恐れすぎです。わかりやすく言えば、恥をかくことを恐れています。
恥をかくことを恐れるあまり、本当に恥ずかしいこともわからなくなっているようです。
一度の失敗を話すことを恥じるくせに、何度も同じ失敗を繰り返すことは何とも思っていない。とても恥ずかしいことなんですけどね。
この「失敗したら」は最低後1回は続きます。