京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

ほめてる?おだててる?

2013年4月15日(月)

昨日、近所に住む子供の同級生家族とホームパーティーをしました。

先月末に出かけた公園で、子供と妻がパン教室でパンを作ったけど、私は子守。

「捏ねたい!!」という衝動から、ピザを焼くことにしました。

過去にも何度か、この家族とピザパーティをしていて、そのたびに、

「イタリアのいろんな所で食べたピザよりおいしい」といってくれるのですが、

おだてられてる?素直にほめられている?

どちらにせよ、喜ばれているんでしょうね。

 

どんな人も、褒められるとうれしくなりますが、

リハビリをしている患者さんでは「褒める」ことは、大きなエネルギーになります。

たとえ煽てていても、本人が気持ちよく頑張れるなら、それはエネルギーです。

ときどき、

自分的には、上手くできていないような気がするのに、褒めるなんて・・・

こんな簡単なことが出来ずに恥ずかしいのに、そんなこと褒めるなんて・・・

と仰られる方もおられますが、少しでも上達すれば、それはすごいことですし、

その小さな変化の積み重ねが、大きな習得に繋がります。

それに、間違いを指摘されるばかりでは、頑張れない日もあります。

なので、

些細なことでも、腕のあるリハビリスタッフは褒めています。

それも、、時に自然に、時に大げさに。

そして、そんな褒められた自分の変化を感じて頂けたらと。

冒頭のピザの話の、喜ばれているんだなぁ・・・というのと同じで、

良い方向に変化しているんだなぁ、と実感してくださいね。

へんなこと

土井

褒められて伸びるタイプ

2012年10月23日(火)

気がつけば、私が就職してから時間が経過し、結構な年数になりました。

私の能力は、周囲から要求される水準からは、まだまだ及ばないものの、

時間の流れとともに、教えてもらい指導される機会よりも、

する機会が多くなってきました。

(そう思うと、半年前の霧島での川平法の研修は、大変貴重な機会でした)

そして、そんな指導する機会があるたび、その難しさを痛感します。

 

私は、同世代やもっと若い世代の標準からはかけ離れているようで、

褒められたり、持ち上げられたり、

そんなことはどうも苦手で、嫌味ぐらいに思ってしまいます。

特に、技術や知識を追い求めるようなことでは、それは極端で、

自分が中途半端と思うところで褒められたら、

頭打ちを言い渡されているような気すらします。

心から私の成長を思ってくれるほど、

批判ではなく、叱ったり、課題を指摘してくれ・・・と思っているということでしょうか。

もちろん、叩いたり、叱って伸びるタイプなのでしょうね。

自分では職人気質だと思うようにしています。

でも、あんまり叱られてばかりもきついけど、

忘れた頃にちょっとだけ褒められるぐらいでちょうどいい感じです。

 

さて、

最近、教育や指導には褒めるが大事だと、書籍等で言われています。

そして、褒められて伸びるタイプを自称する人もかなり多くなりました。

褒めるほうが良い ・・・といわれても、

私にとっては、安易に褒めることは嫌味でしかないので、なかなか上手に褒められない・・・。

褒める場所がないのではなく、

山登りで言うと、上を見るとまだ山の稜線すら見えていない登り始めでの褒め方、

途中まで来た時の褒め方など、なかなかいい言葉が見つからないのです。

ほんと、人を褒めるって難しいですね。

 

患者さんや利用者さんを相手にすると、

自然と褒めて、一緒に取り組む会話ができるのですが、

なぜか同業者には、何かあるようです。

それにしても、褒めるのは難しい。

先日、プロ野球のパリーグで優勝した日本ハムファイターズの栗山監督のスタイルと

初監督1期目でのVという結果をみて、私の苦手な教育的対応の大切さを実感しました。


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