京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

夏の思い出

2012年8月18日(土)

夏も後半になり、

こんがりと日焼けをした人も多くなったように思います。

といっても、

昔は黒々とした人ばかりだったと記憶しているのですが、

最近は、子供ですら真っ黒の子ばかりではないので、ちょっと寂しくもあります。

毎日遊び倒していた時代とは、だいぶん違うのでしょうね。

私は、生まれながらに日焼けしにくい体質で、

赤くなって、皮が剥けて、落ち着いた頃にしみやほくろが増えるだけでした。

暑さに強い方ではなかったので(今もですが)、

朝夕とプール以外は活動する気も起こらないもやしっ子の私は日焼け無し。

 

そんな私ですが、

18〜20歳の頃(学生でした)、真っ黒だった時期があり、

真っ黒な人を見るとその頃を思い出します。

18歳では、親戚の左官屋の誘いで、左官と大工手伝いのアルバイトをしていました。

19歳では、いとこの誘いで、土木関係(いわゆる土方)のアルバイトをしていました。

20歳では、知り合いのおっちゃんに薦められて、鳶職のアルバイトをしていました。

学校が夏休みに入ると、日曜日以外は全てそんなアルバイトばかり・・・、

夏が終わる頃には、暗がりでは誰か判らないくらい真っ黒になったのでした。

(夏休みが終わると、すぐ元に戻ってしまって、ホクロとシミだらけ・・・)

そもそも、

もやしっ子でしたので、建築関係なんて縁遠い生活をしていましたが、

もやしっ子なりに筋肉や皮膚が強くなったし、

いくら日焼けしない体質でも、真っ黒になるもんだ・・・なんて思っていました。

 

さて、この頃は、何の役に立つかなど考えず、

家や下水や工場やビルがどうやって出来るのか?を見るのが楽しくて、

そして、学生アルバイトにしては高額な、ほぼ一人前の日給を貰えるので、

がっつりとアルバイトをしていただけでした。

 

しかし、

リハビリ職種となった今、

図面が読めたり、工法がわかったり、法律的な制限に気づけたり、

職業の本筋と関係のないこの知識は、住宅改修や福祉用具選定で役に立っています。

各建築関係の職業の方といろいろ話したことが、特に役に立つのです。

 

リハビリという職種は、

「体が動くように・・・」「在宅復帰」「職業復帰」「社会復帰」を考える仕事です。

普段の自分の生活の中で全てのことは体験できないですし、

世の中には、教科書的な知識だけで解決するような仕事や活動は存在せず、

自分にとって、縁遠いような領域や業界の知識もかなり役立ちます。

 

リハビリ職種を目指す学生さんは、

学生時代という時間に余裕がある時期に、

様々なアルバイトや活動を通じて、幅広い体験をしておくことも勉強だと思いますよ。

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