京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

できること、すること

2013年1月13日(日)

それなりに年齢を重ねて、さらに軽い脳梗塞やぜんそくの既往もあるので、

いろいろと体の変化を感じること増えてきました。

どんな人でも、40の声を聞く頃には老化の足音が聞こえるようになり、

だんだんとできなくなることが増えくる・・・ことを実感する日々です。

 

例えば「走る」

趣味や健康のため、積極的に運動されている方でなければ、

普段の生活で走る機会もそうはないですよね。

せいぜい小走りぐらい。

そうすると、40代頃には20代前後の走り方はできなくなってきます。

これは、実感されている人は多いのではないでしょうか?

人間、一度できても普段やらないことは、

急にやろうとしても以前のようには出来なくなる・・・ようにできているそうです。

でも、

走ることはもちろん、その他いろんなことを考えてみても、

数日限りの休みや、1日など短期間の頑張り程度で、変化は起こるでしょうか?

といわれると、

経験上そんなことはない、と感じる方のほうが多いのではないでしょうか。

 

あたりまえのことですが、

変化したり、維持したり、そのために必要な運動負荷や回数があります。

その量も、その人の体質など個別性も多く、人それぞれ。

また、

その動作を上手に1~2分やることができても、

実際のその仕事(活動)では30分続けてやる必要があれば、

30分またはそれ以上やらないと、その仕事ができるようになりません。

 

私は子供のころから、筋肉がつきにくい体質だったので、

学生のころの部活動で、皆と同じ筋トレをしていても、

周りの人はすぐ筋肉が強くなって、だんだん慣れてくるけど、

皆と同じ運動量では、

いつまでたっても、さほど筋肉に変化なく、つらいまま・・・でした。

でも、どんな仕事や運動でも、どうしてもしないといけないことは、

得意苦手・合う合わないに関係なく、必要にかられて取り組んでいると、

それなりにはできるようになってくるもので・・・人間って、不思議ですよね。

 

結局、できるかどうかよりも、日々やること、やり続けるが大事です。

いつでもできるようでいたい、実用的にやらないといけないようなことは、

「昔取った杵柄・・・」「ちょっとやれるから・・・」と放置せず、

能力が失われないよう、日々やっていかないと・・・ですね。

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