京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

土井

知識と専門用語

2013年3月08日(金)

御所南リハビリテーションクリニックの開院まで、

いよいよ残すところ2か月となりました。

開院準備が佳境となり、かなり尻に火が付いてきました。

 

さて、この開院準備の際に改めて実感したことですが、

工事の図面を読める人がとても少なく、用語も難しく、

図面や資料で説明されても、なかなか理解ができないことがあります。

要望として、「これがほしい」「あれがいい」などを挙げても、

「この商品を付けると、これを付けることができません」とか

「このようにすると、別部分についてこうなってしまいますので、いいですね」

ということが、いっぱいあって、何がどうなっているのか・・・・さっぱり。

そんな、「あれにするか」「これにするか」を選ばないといけない時、

図面を読んだり、工事の作業イメージが掴めたり、そんなことができると、

「何を選んで、どの部分を諦めて、何で代用して・・・・」ができるのですが、

素人では、なかなか分からず、どうしても意思疎通が難しいですね。

素人が齧った程度の知識や用語では、却って誤解を与える状況すらあります。

それに、自宅と違って、

センスも、感覚も、仕事の仕方も・・・・使う人がみんな違う人なので、さらに難しい。

 

これは、逆も言えることで、

医療現場は働くスタッフも利用する人もその環境も特殊な状況ですので、

建築関係者にとっても、細かいこだわりは分かりにくいそう。

これって、

医療や介護の情報やサービスを提供する側と、

医療や介護の情報やサービスを受ける利用者の間にも、

同じような状況があるなぁ・・・・と、改めて実感しました。

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