京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

橋本

思いもよらない事は

2013年4月05日(金)

今日から新人さんは「研修」という名目で、現場にはいります。

すでに国家試験にも合格し、免許登録も終えているので、患者さんの訓練をする事も可能ですが、とりあえずは見学のみです。

多分これから各管理者の下へ、新人さんの行状に関する日々色々な報告が入ってくるようになると思います。目や耳を疑うような事を見聞きする事にもなると思います。

他部署や利用者の片からの苦情も入ってくるでしょう。

管理者の新たな苦悩が始まります。

 

いつぞやある著名な脚本家の方のエッセイを読んだのですが、ある出版社の担当がベテランから入社したての新入社員に替わったときのこと。新たに担当になった社員からファックスで名刺が送られてきたそうです(よろしくお願いしますと一言添えて)。

その脚本家はさっそく上司にあたる人間に連絡を入れたそうです。貴社の社員教育はどうなっているのかと。

 

ただその脚本家偉いのは、クレームをいれたはいいが、ちょっと思い返したこと。

そもそも教育というのは誰にも見受けられるような問題に対処するためであって、誰にも思いも寄らない問題に対して、あらかじめ教育して予防する事はできないことに気付いた。

 

まさか担当変更の挨拶をファックスで済ませるとは、誰も思いもよらないから、「担当変更の挨拶はファックスでやるな」と言えないわけです。

 

昨年6/22のブログ「都市伝説」に書きましたが、「担当して一ヶ月以上患者さんの主病名を知らずにリハビリしていたセラピストがいる」

誰に聞いてもありえないと言いますし、そういうセラピストがいるなどと想像すら出来ないでしょうが、現実にはいたわけです。

ですからその存在が確認されるまで(UMA:未確認生物か!!)、誰も「担当患者の病名を確認しろ」などと言わなかったわけですが、その生存が一人(本当に知恵あるホモサピエンスですかね)でも確認された今、私たちは新人セラピストに言うべきなんでしょうけど、本当にそれを言わなきゃ駄目な奴なら馘首にした方がいいんでしょうね。

 

次回私のブログは4/11です。

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