京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

橋本

QOL quality of life

2016年7月14日(木)

迷うと言うのは基本的な考え方(方針)がないからだそうです。

 

迷いのない人と言うのはいないと思いますが、それは軸がないと言うより、どんな物事に対してもそれなりの考え方を持っている人と言うのは皆無だからでしょう。

単純な話、仕事では迷いがないけど、家庭では迷いばかりと言うのは仕事には一家言持つけど、家庭私生活では何の考えもない…みたいな。

仕事でも患者に対しては迷いがないが職員に対しては何にしても迷うとか。

 

私もよく迷います。迷う時って言うのは先に書いた通り、方針を立てていない(何も考えていない:要するに頭カラッポ)時です。

 

リハビリテーション部として大きな方針と言うか目的は立てました。

何度も書いている通り1)患者さんの自立、2)介護負担の軽減、3)安心の提供、です。

とりあえずこの基本方針に従って考えれば迷いはないはずです(考えれば、考えることが出来れば)。

 

この方針で迷いはないはずでしたが、「最低限」という言葉を付けたさないと、迷いが出るようにもなってきたようです。

今の目的が「最低限」ならばあとは何が必要か。

 

それが患者さんの満足度とか、QOLとか言われる生活の質です。

 

ただ単に生活が出来ればいいと言うわけではなく、プラスαの楽しみや生きがいがないと。

 

QOLそれ自体は以前から言われていたことですけど、患者さんや家族自身が口にするのが増えてきたように感じます。

「旅行がしたい」「ゴルフがしたい」「美味しいものが食べたい」

 

人として当たり前の欲求なんですけれど、障害を抱えた人にはかなり困難になる場合もあります。

人によって状態も欲求も違うわけですから、それに応えようとしてもマニュアルはない。

 

難しいけどやりがいもあるわけです。

 

次回私のブログは7/21です。

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