京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

高岡

創意工夫すること。。。

2012年10月18日(木)

10月11日~13日に北海道で開催された“リハビリテーション・ケア合同研究大会 札幌 2012(通称:リハ・ケア)”へ参加してきました。

以前にもお話したようにこの大会は6団体が合同で開催する医療・介護・福祉の研究大会です。

1,000近くの口演やポスター発表、特別講演、シンポジウム・・・等々 盛りだくさんの大会でした。

いろいろな施設の発表を聞いて、

「それ大原頑張ってるなぁ」とか

「まだまだ頑張らないとだめ!」とか

これまでも医療・介護・福祉相互の連携は取ってきていますが

こちらが考える連携、相手が求める連携・・・

ギャップというか、隙間を埋めていく必要性を感じました。

 

また、シンポジウムやセミナーに参加した中で印象に残っているものに

アメリカ留学中に事故で脊髄損傷となった方のアメリカで受けたリハビリやセラピストからの言葉、これまでの日本での活動などをお話などを聞かせていただきました。

この話の中で私が一番印象に残っているのは、受傷してすぐにアメリカの病院のセラピストからかけられたという言葉です。

『何も変わってない。だから、目標も夢も変える必要はない。』

これは

障害をおったことで方法を変えなければならないだけ。

それは道具を使うこともあるし、人の手を借りることもあるだけ。

道具や設備を整えれば、出来ることはたくさんあるし

目標や夢の全てを諦めなくてもいい。

 

確かに、

病気やケガをする前と全く同じように出来なくても

工夫すること、環境を整えることで出来ることはたくさんあります。

今夏のパラリンピックでは多くの記録更新がされました。

 

現在の日本で制度や環境、経済的な問題もありますが、

私も含めリハビリに関わる人間がもっともっと創意工夫し

もっともっとQOL(Quality of life):生活の質を高める努力をしていきましょうね。

 

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