京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

土井

情報不足?理解不足?

2012年11月20日(火)

数日前、大手製薬会社による認知症についての調査が報道されていました。

なんでも、65歳以上の親がいる20代以上男女への調査だそうですが、

認知症が窺われる親を持つ人のうち、

異変に気づいてから1年以上たって医師に相談する人がまだまだ多いとのこと。

認知症の情報不足・理解不足・・・との分析結果だそうです。

(報道内容の詳細は検索してくださいね)

 

私の祖母は中等度以上の認知症の症状を呈していましたが、

その子供世代は、昔からあんな性格やし、頑固になっただけ・・・と

医師やケアマネージャーの説明、孫や周囲の意見などに

最後まで耳を傾けることはありませんでした。

(それほど、仲が悪かったわけではないのですが・・・)

受診をしたくない、受け入れられない・・・と

本人や家族が思うのも当たり前だと思いますし、理由もさまざま。

認知症に限らず、重い病気や大変な病気と感じるものであれば、

まさかそんな病気なんて考えもしないこともあるでしょう。

情報が氾濫している現代では、見たくない情報も多いのではないでしょうか。

 

それよりも、

本人におかしいよ・・・と言える家族関係かどうか

他人から言われたことを、そうかな・・・って受け入れることができるかどうか

そんなことが、

病気の種類に関係なく早期受診につながる要素だと、強く感じた報道でした。

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