先輩が来る
2012年6月08日(金)
今日は20数年前、当院退職後リハビリ養成校で教員をされている私の先輩理学療法士(PT)さんが実習地訪問(当院で実習中の学生さんの様子や実習経過の確認のため)に来られます。
はるばる東京からの訪問です。
いろんな学校の先生とのお話しやこれまで当院に来た学生さんをみて思いますが、最近の学校の先生は本当に大変そうです。
先輩PTさんや私がリハビリ学校を目指した時は、学校そのものが全国に40数校しかなく養成校が1校もない都道府県がいくつもありました。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士という資格はもちろんのことリハビリテーション自体が『何?』っていう知名度のない時代です。
なので、
リハビリ養成校に通う学生の殆どが『理学療法士(作業療法士や言語聴覚士)になりたい!』とリハビリの専門職に希望を持ち学校に行っていたと思います。
しかし、当時の5倍以上の養成校が存在する現在。。。
中にはとりあえず行けそうな学校だったから受験したとか、受験したら合格したんで学校に行っている・・・という学生さんも少なくないようです。
だから、学外研修である評価実習や臨床実習に行って
実習先の施設のセラピストに「この仕事をしたいのかどうかわからない」とか「理学療法士になりたいと思ってない」と悪びれる様子もなく言い退ける学生さんがいたり、実習の大変さに『こんなに大変とは思わなかった!』と嘆いている学生さんも少なからずいます。
まぁ、こんな学生さんばかりではありませんが、
どこの施設のセラピストも患者様のことを考えることのできる、リハビリテーションのできる理学療法士、作業療法士、言語聴覚士になって欲しいと実習を引き受けています。
だからこそ、
今、学校選びを悩んでいる学生さんへ、
大学や専門学校を選択する時に
その学校に行ったら何が出来るのか・・・
その学校に行って自分自身が何をしたいのか・・・
しっかり考えて選択して下さいね。