京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

過去に出会ったすごい人

2012年12月29日(土)

リハビリの仕事についていると、
たまに、すごい人に出会います。
どうすごいかというと、こちらの想像を超えて回復する人です。

 

そういう人たちの特徴は、
1.前向きであること
2.努力を惜しまないこと
3.スタッフが見ていないところでも頑張っていること
4.ジョークや遊びが好きなこと
5.失敗を笑えること
6.素直なこと

 

です

 

まず「前向きであること」
これは、訓練していても、訓練を続けた結果、自分が後々できるようになることを
イメージしながらしていることです。
たとえば、物を動かす練習をしても、練習している物ではなく、
自分が扱いたいものをイメージして、
「あれはもう少し重くてすべるから、もっと慎重に動かさないと、いけないな。あれだったら、こうだしな。」
みたいな事を考えているんです。
今している事が「できるように」ではなく、「できるようになった後のこと」を考えているんです。

 

そして「努力を惜しまないこと」
これは、当然ですが努力したら良いに決まっているんですが、
その努力が、こちらが「それぐらいにしとかないと」って、止めるまで、
自分がした方が良いと思った事は、続けていたりするんです。

 

次の「スタッフが見ていないところでも頑張っていること」
これは、努力を惜しまないことに似ていますが、どちらかというと、
「スタッフをおどろかせたい」って思ったり、「一度やってみようと思い立った」みたいな、
スタッフに言われたことを自主トレで頑張るのではなく、
自分で「やってみたらどうだろう」って考えてやってみる人なんです。

 

次の「ジョークや遊びが好きなこと」
これは、「スタッフが見ていないところでも頑張っていること」の原動力にもなっているのでしょうが、
とりあえず、いつも楽しくなるために、取り組んでいるんです。
おしゃべりも、趣味活動も、以前がどうかは、ともかく置いといて、今できる楽しみを満喫しようとされます。

 

次の「失敗を笑えること」
これは、とりあえず自分が失敗しても受け入れて、笑い話にしてしまいますし、
人の失敗も目くじら立てるよりは、笑い話にしてしまうのです。
患者さん同士の言い合いを見かけても、どちらの言い分も分かると言いながら、結局笑い話にしてしまいます。
失敗を受け入れる器があるって事でしょうかね。

 

そして「素直なこと」
これは、もう驚くぐらい、素直に訓練中指示に従って、アドバイスにしたがって、するんです。
日常のことは言うことを聞かない人も、いざ訓練となると、すべてを素直に受け入れて実践していくんです。

 

私が出会った想像を超えた人たちの共通する特徴でした。
きっと、リハビリスタッフは納得してくれると思うのですが。

なろうと思ってなれないかもしれませんが、

ちょっとは参考になりますか?

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