京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

コッソリでも赤裸々でも

2013年2月17日(日)

私達の脳は、たくさんの機能の中枢です。
ですので、脳に障害が起きると、
話すこと、見ること、聞くこと、考えること、
覚えること、感じること、身体を動かすこと…様々な障害が表れます。

 

そして、それらが単一で強く出ることもあれば、
複合して様々な症状を示すこともあります。
たとえば同じ脳梗塞という病名でも症状が同じではありません。
そして、障害によっては、性格まで変わってしまいます。

 

そして、日にちが過ぎればすっきり治るってものでもありません。
どんな状態なのか?どんな症状なのか?どんな生活ができるのか?
だから、今はどんなリハビリが必要なのか?って考えます。
全部一人一人にあわせて違うことを考えます。

 

そんな私達は、
立ち入ったことまでお尋ねしていると思います。
そもそも、トイレやお風呂の練習までしたりしますし、
普通の会話で「どうやってトイレしている?」なんて会話しないですよね。
づかづかと皆さんのプライベートな空間に、完全にお邪魔しています。

 

でも、プライベートが分からないと、
個人に合わせたリハビリプランが立ちません。

 

車椅子一つでも、数万円の物から100万円を超える物まで売られています。
住宅改修なんて青天井です。
身体に合うかどうかだけでなく、経済的な面も福祉用具などの選択には関わってきます。

 

一人一人違う症状、状態、だからこそ、これからどうするか、
プラーベートな状態についてもコッソリでも赤裸々でも良いですから、
今後のために話し合わせてくださいね。

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