京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

橋本

府民リハビリテーション啓発支援事業

2012年3月01日(木)

行ってきました。

 

今回は京丹後市網野町の小浜地区、浜詰地区にお邪魔しました。このエリアは2~3回目の訪問になりますが、私自身は初めてでした。

 

そもそもこの事業は何かというとセラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が希少で、リハビリテーションサービスが十分提供できていない地区に赴き、リハビリに関する健康教室を行うと同時に、参加者の方々のリハビリに関する健康相談に応じるというものです。

 

当たり前ですけど日常私が目にする高齢者は入院患者の方がほとんど。勿論皆さん入院しなければならないくらい体に不自由している方ばかり。私は小浜地区で腰痛教室を担当しましたが、参加者は基本高齢者(70~80代)の方々ですが、こちらの想像以上に元気な方ばかりで驚かされました。何人かの方は直接体に触らせていただきましたが、驚くほど柔らかい。こんな事業をやる必要があるのかと思えるくらい皆さんお元気でした。

 

やはり高齢とは言いながら、今もって仕事をしておられる方が多いとも聞いていたのでその辺に元気の理由もあるんでしょう。会場まで徒歩でこられるのは勿論のこと、歩くのが大変だからと自転車やスーパーカブ(!!)で乗りつけた女性がいたのには驚きました。脚力こそ歩行より必要とされませんが、自転車やバイクの方が全体の運動能力が高くないと乗りこなせません。

 

地方では過疎化が進み、高齢者自らが働かなければならないことが多い。その分健康が保たれている面もある。都会では高齢者が住むには便利な環境である分、定年だから、高齢だからと体を動かす機会を取り上げているんじゃないでしょうか。

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