京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

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橋本

最近の話題

2016年11月10日(木)

今朝出勤途中で道端でカメラを構えているオッチャンを見かけました。

視線の先を追ってみると山頂に雪が

 

DSC_2980

私の記憶で行くとそれまでの初冠雪は11/23が最速だったので約2週間早まったことになりますね。

 

 

 

最近の話題はどれも面白いと思うのですが、私の場合過激になりそうな危惧があるので、表現に注意しつつ書いてみようと思います。

 

1最近見た映画

2出張中に出会った人

3欅坂46のナチ風制服の話

4昨日結果が出たアメリカ大統領選

 

2と3ははどちらも1の話題にちょっと関係あるんですが、映画のネタバレになりそうだから最後にするとして。

 

先月北九州に出張の時、夜の時間がとれたので高校の恩師に連絡を取って10数年ぶりにお会いしました。

久闊を叙してほろ酔い気分でホテルに戻り、エレベーターに乗ろうとしたところで思わず足が止まりました。年のころは80前後と思われるおじいさんが、エレベーターの真ん中で向かって左を向いて猫背気味に立っていました。

 

こちら向きに立っていたなら、ギョッとすることもなかったですが、横向いているってのがちょっと(これが向うに向いていたらもっと怖い)。

でエレベーターを降りる気配もないので、そのまま乗って私の部屋がある階まで行きました。

さて部屋に戻ったところで、お茶を買ってくるのを忘れていたと、もう一度自動販売機がある階まで行こうとエレベーターに乗ろうとしたところ、同じおじいさんが同じ姿勢でまだ乗ってましてん。

 

多分これは認知症だな、認知症に違いない、どこをどう間違ったか、ホテルに紛れ込んでしまったんだ。と決めつけてフロント階まで降りて(そのおじいさんは勿論おりませんでした)ホテルの人に知らせたのですが、戻った時にはエレベーターはもぬけの殻(フロントの前を通らないと外には出られない)。とにかく私は疲れていたので、あとはホテルの人に任せてさっさと寝ました(あとから思えば、手を引いてフロントまで行くべきだったのですが、サルの後知恵)。

 

あのおじいさんはどこに行ったのか。

 

 

さて欅坂46(web  pdf)の話です。

 

小学生の頃、アウシュビッツ収容所ガス室と犠牲者のカラー写真が新聞の一面トップにフルカラー掲載されているのを見たことがあります(子ども心にもこんなもん新聞に載せていいのかと思ったことを覚えています)。

高校生の頃にはジャーナリストが実在のナチの犯罪人を追うと言うフレデリック・フォーサイスの「オデッサ・ファイル」を読んで戦争中にナチスのSS(親衛隊)と呼ばれる連中が収容所(アウシュビッツではなくリガでしたが)で具体的に何をしていたのか知ることが出来ました。(あの当時若かったので死に対する感受性が鈍かったので読めましたが、今は難しいかも)

 

時は下って20年前ほど今度は一介のアメリカの高校生がナチの戦犯と関わりを持ってしまうと言うスティーブン・キングの「ゴールデン・ボーイ」を読みました。

その小説の一節にこんなことが書いてありました。どの記事を読んでもあの当時ナチスが収容所でやっていたことは良くない、悪いことだとは書いてあるが、本当にそうなのか。そういう記事が書いてる雑誌の一方には広告で誰でもが手に入れられるように、ナチスのSSやSDの制服やその他関連商品が普通に通信販売で売られている。本当に悪い事なのか?

 

今回の件は担当者全員、歴史認識が甘かったと言うしかないと思いますが、サイモン・ウィーゼンタールセンターは咬みつきやすいところに咬みついたんだなと思えてなりません。

ナチス風制服を着ただけで悪いってんなら、SS制服そのものを売って商売にしている連中はもっと悪いはずなんですが、どこの国のどこの業者も御咎めなしのようです。皆さんはどう思います?

試に「SS制服」で検索かければ、たくさん売られていることがわかるはずですし、日本に限ったことではない話です。

 

さて大統領選です。読み違えた、逆転、隠れトランプがと予想に反した原因を色々と書かれていますが、それら要因を見極め、1年も前にトランプ当選と予想していた人もいる(キャスターの木村太郎さんらしいです)限り、「甘かった」と玄人も素人も言い訳せずに認めるしかないんでしょうね。

結果に不満の人もたくさんいるでしょうが、それが今のアメリカのシステムですし、民主主義のルールです。どうしても嫌ならシステムを変えるか、4年後に改選するしかないでしょう。

 

ここから映画の「手紙は憶えている」の話です。

ネタバレありですから、見たいと思っている人は飛ばしましょう。

 

次回私のブログは11/17です。

 

 

 

 

 

筋立ては最近妻を亡くしたばかりの老人ホームに住む認知症の老人がアウシュビッツで家族を殺したナチのSS隊員を探し出して復讐すると言う話です。

 

映画のHPを見て貰ったらわかりますが、老人、認知症、アウシュビッツ、SS、復讐、ラスト5分の衝撃とキーワードが並ぶと私としては見ずにいられない。特に「ラスト5分の衝撃」に私は弱いんですよねぇ。京滋では二条のシネコンでしか(しかも17時以降は21:45からの回しかない)やってないので、休みの日にわざわざ出かけたくないので仕事終わりに行ってきました。

 

「ラスト5分の衝撃」を筋立てから察するにこの老人自身がナチの戦犯ではないのかと推測を立ててみましたが、いやいやいやいや認知症ならそれはあり得ないし、そんな認知症の初歩さえ知らない人間がシナリオを書くはずもないと思い直し、随分と「期待して」映画を見たわけですが、期待に相違して予想どおりでしたorz。

 

認知症は古い記憶は比較的保たれて、新しいことを覚えるのが難しくなります。ですから映画の場合ではSS隊員だった古い記憶は保たれていても、それより新しいユダヤ人と言う偽装記憶は先に忘れ去られるのが普通で、偽装を忘れて、SS隊員のように振る舞うと言うのが正しいのですが、それでは映画が成り立ちませんねぇ。

ですから主人公の老人自身がナチの戦犯だったと一旦は予想したものの、認知症ならばそれはないと思い直したのに…

 

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