研修の思い出
2012年4月02日(月)
国家試験の合否発表が終わり、
本日、京都大原記念病院グループ辞令交付式。
明日から本格的に各部で実務研修と講義がスタート致します。
研修に対する思い出話です。
私が就職した頃(もう、20年以上前の事ですが)、研修はそこそこに即現場に入ったものです。
いわゆる『即戦力』重視。
当然、療法士としての専門教育を受けますので、その過程は即戦力として叩き込まれた教育でもあったかと思えます。
ですので、常に『どうしようか?』考えて行くことが当たり前であり、基本でしたし、
『考えてからやってみる』ことではなく、『考えたからやってみる』方法しかなかったのかも知れません。
躊躇している暇さえも時間もなかった事を思い出します。
当時の状況は、
スタッフは少ない、患者は多い、リハビリの社会的認知度は低い、リハビリの歴史は短い、リハビリ専門職の人口は少ない、などなど仕方がない事ばかり。
その様な環境でした。
とにかく試行錯誤しながらも一生懸命にやるしかありませんでした。
しかしある意味、私共を即座に信頼して頂ける良い時代であったのかも知れません。
しかし、今は大きく変わりました。
環境も変わりました。
そうなると、今の教育課程はその役割も大きく様変わりしたのでしょう。
ですから今は戦力として認めて頂くために、あるいは信頼して頂くための一定の保障として、この様な実務研修ならびに講義が必要になったのかも知れません。
そう考えると、昔と違いを感じます。
安心して任せて頂ける様、スタッフならびに利用者の信頼関係をしっかり致しましょう。
認めて頂ける様こちらから進んで仕事をしましょう。
そのためには私自身、信頼を勝ち得るために、ここはもう一度改めて考えて行きたいと思います。