京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

皆さんもう一度ご再考を

2017年1月12日(木)

先週末、新年早々にも関わらずある学校の先生から電話をいただきました。

 

今年卒業予定の学生さんが見学の際にことのほかうちの病院を気に入ったらしく、採用試験を受けたいと言う意向まで聞いていたのですが、年末に家族が反対していると雲行きが怪しくなり、先生から聞くところによると年明けどうやら親戚一同から反対されて、年末より憔悴した感じでとてもじゃないが「応募」まで行きつきそうもないと言うお話でした。

 

随分と先生には謝られましたが、元より先生には責任がない事。学生さんにも責任がない事。言ってみれば縁(えにし)がなかったと言うだけかもしれません。

 

ただ、学生さんとしてはうちの病院を大変気に入りぜひとも就職したいとほとんど熱望にも近い勢いだったらしいのですが、それを憔悴させるほどの身内の反対ってどうなんだろうと考えました。ご両親はそれほど言うなら、しばらくでもとは言っていたらしいのですが。

 

私も息子が「歌手になりたい」「映画スターになりたい」などと言い出したら「馬鹿こくでねぇ」で絶対反対でしょうが、セラピストになる、こんな病院で働きたい程度の事で子どもが塞ぎ込むくらい反対する理由なんて思い当たらないと言うか、その程度の事好きにさせたいと考えるけどなぁ。

 

私の父は商売人でしたが、「雇ってもらえるだけ有難いと思え、好きにしろ」でした。

 

過去にもブログでこんなことを書きました(♯01♯02

 

皆さんは自分の都合でお子さんの将来決めさせたいですか?好きにさせたくないですか?

 

驚くのはそんな電話があった午後。その学校から別の先生が直接謝罪にお見えになられたこと。陸路でなら5時間はかかるところからですよ。先に書きましたように先生方に責任はないと思ってるところにそこまでされて恐縮しました。

気になるのは先生方がそこまで気を使っていることを学生さん本人や、身内は知っているのかなぁと言うこと。多分知らないだろうし、知ったとしても「関係ない」なんだろうなぁ。

 

雇われて「働く」っていうのは、自分自身の考えで好きにできる部分と言うのは実はものすごく少なくて、本当に好きに選べるのは働く会社と言うか、事業所くらい(それさえ雇ってもらえたらの話)。たとえ望んだ職種だとしても望んだとおりの仕事ができるかどうかはわからないものです(望まなかった場所だとしても望んだ仕事ができる可能性もありますが)。

 

次回私のブログは1/19です。


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