京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

橋本

やめたらどうか。

2022年2月25日(金)

ご無沙汰でした。

随分と間が開きました。こういう状況です。お察しください。

 

先日冬季オリンピックが終わりました。

 

今回必ず観戦しようと考えていたのは女子パシュートと女子カーリングです。

 

これは日本勢がメダルが取れそうだったからではありません。

 

パシュートは何処の代表選手よりもシンクロがきれいだから。

ですから決勝の最終コーナーで高木選手が転倒したのは、金メダルが取れなかったことより、折角のシンクロが乱れたことが残念でなりません。

 

カーリングは競技中いつも楽しげだから。

トップアスリートの競技中のゲラ※(予選対スイス戦の吉田選手)なんてそう見れるもんじゃないと思います。

 

片や一方で疑惑の判定やドーピング問題が騒がれました。

昨年の東京オリンピックの時にも書きましたが、アスリートファーストではなくマネーファーストなのは相変わらずとして、オリンピックに関するすべての報道が随分と過熱気味なのは、つまるところマネーだけじゃなく国同士の威信が絡んだ結果かなと。

 

もう40年以上も前になりますか、確か筒井康隆氏がいっそのこと「ドーピングOK」にしたらどうかと、これまたすごい暴論をエッセイで読んだ記憶があります。禁止するから陰でこそこそする。禁止するから発見する手間暇がかかるなんてことが書いてあったように思います。

 

ドーピングOKではなく、アマチュアリズムの復活というのはどうでしょう。

アマチュアリズムの復活というのはプロでないというだけでなく、国や企業の金を一切使わない。トレーニングから参加までかかる費用一切を個人で賄う。

選手個人の能力というのが第一なんでしょうが、かける費用によって結果が左右される(と皆思ってるから)国や企業がスポンサーになってそうすれば恵まれた環境を得ることはできますが、選手が楽しめなくなる可能性も大きい。

 

あるいは国政選挙と同じでかける費用を制限したらどうですかね。種目ごとに年間にかける費用の上限を決める。

 

そこまで徹底すれば、アメリカの視聴者のために真夏のマラソンなんて言うアスリート無視の馬鹿なイベントもやらなくなるんじゃないでしょうか。今ほど、皆の関心がなくなるとも言えますが。

今ほど関心がなくなれば自然とドーピングもやらなくなるでしょう。誰も注目しないことに自分の健康かける人もそうそういないでしょうから。

 

スポーツというのは見ててもいいものですが、やっぱりやってる人たちがまずは楽しめないと。

 

メダルが取れなかったからとか、記録がどうとかで、あるいは今回みたいに失格しちゃったから、皆さん御免なさいって頭下げなきゃいけないぐらいなら、金なんか出していらんから好きにやらせろって方が健全な気がしますし、楽しめるんじゃないでしょうか。

 

以前にも書いたと思うのですが、スポーツに限らず、金と時間をかければ相応の結果が出るのは当たり前。

金も時間も制約がある中でどれほど効率よく良い結果が出せるのかが「面白み」ではないでしょうか。

 

 

※ゲラ=笑い上戸、ゲラゲラ笑う様子。

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