年末年始に
2016年1月07日(木)
3日連荘でブログを書いたので、勢いが落ちています。
ネタはあるんですけど。
①伊坂幸太郎原作短編映画「ポテチ」
②牛タンの話
③某国立大学医学部神経内科学教授の話
この3つで一つの話をまとめるつもりでしたが、あまりの大作になりそうなので(ブログらしからぬ)、断念しそうです。
①はそれだけの話では何が何やらわからないでしょうし、
②はリンクを張りますので読んでみてください。これがマジなのか、釣りなのかよくわかりませんが、本筋とは関係ありませんが、知らないことは恥ずかしいということを実感しました(この場合若いは言い訳になりません。それを言い訳にするならもっと謙虚であるべきでしょう)。
で①、②を思いっきり端折って、③ですが
2年ほど前に某国立大学の神経内科学の教授が当院を訪問されました。院長から仰せつかり、リハ訓練室を私がご案内しました。
先生はパーキンソン氏病がご専門と聞いていました。
先生「最近思うんですけど、パーキンソン氏病患者はとても疲れやすい印象を受けますが」
私 「え?先生、数は少ないし、今はどうか知りませんが、文献には易疲労性(要するに疲れ易い)と書いてありましたが」
先生「え?そうなの?」
問題はその先生が知らなかったということではありません。
それどころかどのような病気であれ「易疲労性」に気が付くというのは、診察室で患者を診ているだけではなかなか気が付かないことです。医師自身が患者の1人1人の1日の生活と言う視点で熱心に診ようとしないとわからないことだと思います。
私が理学療法士になった頃でさえ、パーキンソン病の特性に「易疲労性」と書いてある文献は少なかったように思います。最近は勉強不足なのでどういう記載があるのは不明ですが、少なくとも国立大学の教授でさえ知らないわけですから、ほとんど書かれていないと推測されます。
問題は私がお相手したような先生が本を書かれるならまだしも、熱心に患者を診ていないと思われるような人が本を書いているということです。だから「易疲労性」というリハビリテーションにはとても重要な情報が抜け落ちているような気がします。
そもそも私のような勉強嫌いで怠け者の人間がどうこう言える話ではありませんが、勉強熱心なのはともかく、ろくに患者を診ていないような人間が本を書くと、大事な情報がどんどん抜け落ちると思うのは私だけでしょうか。
次回私のブログは1/14です。