京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

2014年10月27日(月)

京都大原記念病院ではリハビリテーションの訓練室前にスタッフの顔写真を表示しています。

 

高齢の利用者が多い病院のことですから、毎日顔を合わせているスタッフの顔はともかく名前はおぼつかない方も多いだろうし、せっかく病院に訪れたご家族が話しをしようにも、患者さん本人に聞いても名前がわからず困ることも多いだろうと、10年以上前から表示しています。

 

10年近く前ですか、私の妻が近所に住むAさんを診察のために私の勤める病院まで連れてきました。別居ながら車で10分ほどのところに娘さんがいるAさんですが、我が家の息子をいつもかわいがってくれているAさんのことですから、忙しい娘さんに代わって病院にお連れするくらいどうということはありません。

 

外来診察室の前にOTの訓練室があり、件の写真も待合の椅子に腰掛けていれば、嫌でも目に入ります。

診察室前で待っている間、妻はその写真を見ながら、いくつかを指差して「この人はどんな人?」と聞いてきます。私もその写真の人物がどこの出身で、経験年数がどれくらいでぐらいは説明しました。そうやって、妻が写真を6~7人指差し終わる頃にはなんとなく「心」に脂汗が浮いたような感じになっていました。

 

当時でもOTのスタッフ人数は40名を超えていた中から妻が何気に選んだ写真の人物は、その仕事ぶりから私の中ではあまり長続きしないだろうと見ていた者ばかりでした。

 

私は家では仕事の話はしません(笑い話以外は)。ですから妻が写真を見てもどういう人物かなど知る由もなく。その夜何故それらの写真をあえて指差したのか聞いてみたところ「何となくいい印象がなかったから」だそうです。

 

さてそれらの写真は当時わずかにいた10年以上の経験者以外は、採用当時に撮影したものばかりですから、働くうちに顔つきが変わってきたとも言えません。

 

妻がたまたまそういうことに鼻が利くのか、それとも誰が見てもその程度のことが「何となく」わかるのか。

結局妻が「何となく」指し示した者は2~3年のうちに辞めて行きました。

 

明日発売予定の「卒アル写真で将来はわかる 予知の心理学」という本には驚くべき研究の成果が記載されているらしいです(私、早速注文してしまいました)。

 

研究者のハーテンステイン先生の研究テーマは「人間がわずかに見せる外見の手がかりからどれくらい将来がわかるか?」だそうです。

 

実際に卒業アルバム写真の満面の笑顔の人と比べて笑ってない人の離婚率は5倍になっていたそうです。

 

顔は口ほどに物を言う

(男の)顔は履歴書

科学的にある程度裏付けできる諺ということですかね。

 

次回私のブログは11/2です。

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