内なる声
2016年3月03日(木)
さてwebでこんな記事を見つけました(本を読むときに頭の中で「声」が聞こえる人と聞こえない人がいることが判明)。
本を読むときだけでなく、普通の思考でも聞こえてます。
勿論この場合、あくまでも文章を忠実に音声変換した声であり、思考を忠実に音声変換した声ですから、幻覚や錯覚とは違うものです。
元から聞こえない人もいると言うことですが、一生懸命に想像するところ、私の場合聞こえなくなったら、文章を理解することが困難になるのではないかと推測します。
会話においては内なる声は聞こえないので、文章でも思考でも音声変換してでないと、読むことも考えることも出来ないと言うことでしょうか。
にしても聞こえない人もいますし、聞こえていても煩わしく感じる人もいるわけですから、脳の機能として当然のことなのか、単なる精神的な問題なのか、はっきりはしていないようです。
原因は何にせよ、この問題は発達障害や学習障害、高次脳機能障害(失語症なんか)などとの関係が大なり小なりあるような気がします(気がするだけです。本当がどうかは…誰か研究して!)。
日常的に聞こえようが聞こえまいが何の問題もありませんが、例えば脳卒中発症後に、聞こえてなかった人に失語症の発症リスクが高いとか、聞こえなくなると同時に失語症リスクが高まるとか。
皆さんは聞こえますか?
次回私のブログは3/10です。
まったく関係のない話です。
私は推理小説はあまり読みません。読むとしても宮部みゆき、東野圭吾くらい(昔はクリスティー)です。
更に頭が悪いので、読んだにしても犯人探しやトリックの解明をしません。ストーリーを追っかけるのみです(この二人の作家は犯人探しの妙より物語として純粋に面白い)。
そういう私がそれ以外の作家の推理小説を読むとしたら、雑誌や新聞なんかの書評を読んで興味を惹かれてと言うことになります。
今回書評が気になって期待して読んだのが「仮面病棟」です。
本の帯にも「医療サスペンスの新傑作 怒涛のどんでん返し!一気読み注意!」とあったので期待して買っちゃいました。
タイトルでも察しが付くように病院が舞台になっていると言うことも買った理由です。
療養型病床だけの病院に夜間拳銃強盗が人質とともに逃げ込んで、警察の警戒が緩むであろう朝方まで病院に居座ろうとするが、病院には秘密があって…と言う筋書きです。
結果としては期待はずれでした。
先にも書いた通り、犯人探しやトリックの謎解きなんかは一切せずに話を追うだけで、伏線さえ探そうともしない私ですが、半分どころか1/3までの間に「病院の秘密」がバレバレになって、あらかた筋立てが見えてしまい、「怒涛のどんでん返し」もあぁやっぱりねで終わりました。
それは私が「医療関係者」だからじゃないのかと言う指摘もありましょうが、うちの嫁さんでさえ「一つの手術室に二つの平行した手術台」が何を意味するものか、簡単にわかったのに、探偵役の「外科医」が「あれぇ、何する手術室だっけぇ」では如何に研修医とは言え間が抜けすぎです。
書評で本を選んで外したのは初めてです。