売り込んできた人
2016年7月28日(木)
先週はブログに書いた通り、九州各地を回っていました。ちょうど1週間前は宮崎にいて食欲を無くすくらいの高温多湿に見舞われていました。
九州の人に言うと「京都も暑いでしょ」とはよく言われますが、なんせ「日差し」が違う。
屋外に出るなり「カッ」っと来て、後は「ジリジリ」ですからね、九州の日差しは。
今年も西日本各地の養成校を回っていますけど、そろそろ理学療法士の就職が難しくなってきたのかなと言う印象です。
過多で就職先がないと言うことではないんですけど、望むところにはなかなか入れない。学生さんが考える好条件のところは思うように入れなくなってきたと言うだけです。条件を(かなり)下げればまだまだあるでしょう。
理学療法士にとって由々しき事態とも言えますが、利用者側から見れば競争原理が働いて理学療法士の質の向上が期待できます。
言語聴覚士なんかは国家資格制度が確立されてからもしばらく就職難の時代がありました。
そういった時期に今と同様各地の養成校の就職説明会に赴いていたわけですが、募集は理学療法士と作業療法士と明記しているにもかかわらず、言語聴覚士の学生さんがひきも切らずブースに訪れて雇ってもらえませんかと言うわけです。
単に雇えと言うだけでなく、自分を雇ってくれたら、あんなことが出来る、こんなことをします、1日最低これだけの患者さんを診ますなど、売込みしっかりしてました。
勿論売り込み先の事前情報を仕入れるのは当たり前。
今時の学生と違って雇ってもらって当たり前、いろいろ教えてくれるのが当たり前、資格さえ取れればあとは順風満帆なんて輩は少なかったように思います。
私の先読みの甘さですが、あのころの学生、人があふれてでも何人かとっとくべきだったと後悔しきりです(サルの後知恵)。
次回私のブログは8/4です。
ここからはあまり面白くない話です(ここまでもあまり面白くないか…)
先日病院にこんな文書が届きました。
これだけの文面を見ると誤解を受けそうですが、当院はこの養成校からの実習生を受け入れています。学校が望むように3~4名も受け入れることはできませんが(「義理」がある学校が沢山あるので特定の学校の学生ばかりを受け入れるわけにはいかないんです)。当院では毎年1名受け入れています。
にもかかわらずこの学校の言い分によると、当院とこの学校は「実習提携」にある関係とは言い難いようです。
「たかだか一人くらい実習を受け入れてるからって関係があるなんて思うな」と言うことでしょうか。
色々と突っ込みどころがある文書ですが、これ以上書くと品がなくなるんで、皆さんの良識でどう感じるか判断していただきたいです。