京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

異文化の激突

2012年1月16日(月)

大層なタイトルつけちゃいましたが、かたや酸いも甘いもかみ分けた高齢者で、障害持ち。かたやぽっと出の若きセラピストで、病気知らずの健康馬鹿。この二人の患者とセラピストとしての対峙を「異文化の激突」と言わず、なんと言うべきでしょうか。
今を遡ること20数年前、私は「新人類」と分類された世代です。おそらく私が社会に出た当時30代以降の方々は、私たち新人類を一種異文化の人種として接していたのでしょう。
50にさしかかった今、私は毎年就職してくる新人セラピストたちを同じような目で見ています。学卒新人の彼らとは四半世紀のギャップがあります。私には彼らの考え方を理解できないことが多々ありますが、彼らと半世紀のギャップがある患者さんとの間で、理解を深めることは更に困難でしょう。
「異文化の激突」と言う言葉も大げさではないかもしれません。

当院では退院した患者さんと家族さんにアンケートを実施しています。
異文化の激突としながら、リハビリテーションサービスに関して厳しいお言葉が、あってしかるべきなのに、ほとんどありません。それどころかお褒めの言葉をいただくことも、少なからずあります。
なぜかなと考えたんですけど、多分いろいろと問題あるけど、不満もあるけど、文句の一つも言いたいけど、私どもの一生懸命に免じて赦していただいている・・・それだけのことなんでしょう。
若いスタッフの実態を知る私としてはありがたいやら、申し訳ないやら。患者さんと家族さんのお気持ちに甘えないようにしなければなりません。

ページトップ

カテゴリー

  • あんなこと
  • こんなこと
  • そんなこと
  • どんなこと
  • へんなこと

新着情報

カレンダー

2024年11月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  

アーカイブ

タグ