京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

遠藤

使いやすい

2019年6月03日(月)

道具は使ってなんぼです。

でも、使わなければ幸いの道具もあります。

使う事態は起きて欲しくない事態ってことがあります。

そんな時の道具は、普段使っていないからこそ使いやすさが重要ですよね。

 

最近はいろんな施設で見かけるようになったAED(Automated External Defibrillator:自動体外式除細動)も、

緊急時にたまたまそばに居た人が使えるように、色使いや記号なども大きく表示され、注意事項や手順が分かりやすい様になっていますし、音声案内もついていたりします。

普段は使わない人が非常時に何とか使えるようにと工夫が凝らされています。

 

福祉用具はどうでしょう?

使う人が限定されるものについては、その人さえわかれば良いという事もあります。

身に着けるものや、常に持ち歩くものはデザイン重視で逆に目立たないようにという事が配慮されていたりするかもしれません。

 

そして、

昔、

車いすの肘置きが跳ね上げるタイプで、そのロック機構が担当していた利用者様に使いやすいメーカーとそうでもないメーカーがあって、

ここだけこんなのに付け替えられないか尋ねたら、

各メーカー特許を持っていて同じものを作れないって言われました。

 

いろんなメーカーが作っているので、各メーカーで特許も持っていますので、

便利だって知っていても、同じ仕組みがつかえないという理由があったりします。

だから、いろんな福祉用具を施設でそろえると、同じ用途で使い方の違うものが増えていきます。

ご利用者さんはそれしか使わないなら違いにも気づかれず、

だから困るとかもないのですが、

スタッフの方が使い方を覚えて対応するのが大変になってきます。

 

でも、

この道具とあの道具では適応できる利用者が違ったりするので、

やっぱりあれもこれも揃えたくもなるのです。

道具は使い方を間違えるといい効果を生みません。

使い方がわかりやすく作ってあれば、すぐにその場で使い方が分かります。

そうなったらいろんなものがあっても困ることが少なくなります。

 

最近は、車いすのレバーなどにも何のレバーか分かるように文字や、記号などのシールが貼っているものが多いですね。

これがあるだけで助かります。

 

なんか、とりとめもない文章になってしまいました。

すみません。

施設の備品を検討中だったので、ついこんなこと書いちゃいました。

 

でも、分かりやすい道具がありがたいです。

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