京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

土井

受験シーズンまっただ中

2012年1月31日(火)

センター試験も終わり、

国公立を中心に大学を受験される方は、

前期試験などの願書提出をされているころかなぁと思います。

(専門学校でも、3次募集4次募集の時期かな)

そんなみなさんに聞いてみたいのですが、

将来の職業や働く姿を考えて受験されていますか?

 

世の中にいろいろな学校がありますが、

「学校の選択」がおのずと「職業の選択」となる業種がいくつかあります。

我々が仕事をしている医療分野も、そんな業種であり、

医療現場で専門的に働くためには、国家資格を取る必要があります。

その国家資格の受験のためには、養成校の卒業資格が必要になります。

医師であれば、大学医学部と決まっているのですが、

看護、リハ、検査などのその他職種では、

専門学校、短期大学、大学と様々なパターンがあります。

どの養成校を卒業しても、国家試験受験資格が手に入ります。

 

最近、よく耳にするのですが、

看護師や理学療法士、作業療法士などの職業選択のつもりなく、

滑り止めや就職のしやすさで養成校を受験する学生が多くなっているそうです。

また、成績の良い学生を中心に、国家試験受験資格や国家資格をもって、

一般企業に就職されるケースが増えているそうです。

 

医療職は、学者と職人とボランティアを足したような特殊な職業ですので、

今まさに困っている人の手助けをし、自分の技術と見識を磨き続ける、

・・・志と修行が重要です。

もし、

その意味をわからない人がこの業種を選択すれば、

医療/介護を受けられる患者/利用者に不利益が生じてしまいます。

また、ライフラインや社会資源としても重要な職業ですので、

養成校には、社会資源である人材を育てるという使命があります。

 

就職につなげるための「学校ではなく」、

医療職として働くための「養成校である」ことを十分理解して頂き、

志ある学生が養成校を受験し、養成校でいっぱい勉強して、

医療/介護現場で修行し、活躍されることを願っております。

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