京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

岩崎

旬(時期)

2013年6月02日(日)

梅雨の季節に入りました。

毎日毎日雨降りばかりで気分も優れません。

※空を見上げても太陽が厚い雲に覆われて、少しも覗く気配さえもありません。

まして湿度が高く、汗が体に纏わりつき運動する事も嫌になります。

何か、体がサビに覆われるような気分さえなります。

ですので、リハビリする事さえ嫌になる、そんな季節です。

※日にあたる事が如何に大切なのか思い知らせます。

早く梅雨空けないかな、と心の叫びです。

しかし、その様な季節であってもリハビリは手を休める事はしません。

何故なら、旬を逃がしてしまうからです。

リハビリの旬とは何なのか?

それは、適正な時期に適正な質と量を提供する事であると思います。

適正な時期とはいつなのか?をお話致します。

それは、今でしょう(巷の話題をお借り致しましたが、本当のお話です)。

横になって1日・2日・3日が経って、1週間・2週間が経過して、1ヶ月してからリハビリ開始。

いくらなんでも、若者でも、健康な人でもすぐに立ち上がれるとは思いません。

※一度自分で体験して見ては如何でしょうか?

しかし、たぶん体験はしていると思いますが・・・。

風邪など、体調を壊して2,3日横になって、久しぶりに立ち上がったとき、一瞬ふらついた経験はございませんか?

それは熱や体調を崩した事だけではなく、身体の低下のシグナルも含まれています。

まして病気になられた方であれば、なおさら立ち上がれると思いますか?

普通に考えても無理と思いませんか?

 

心身機能の低下を示す=廃用とも言います。

この廃用、いつ作られるのでしょうか?

それは、今でしょう(またまたお借りしてしまいましたが本当のお話です)。

ですので病気で入院しているからこそ、身体の機能が低下している今であるからこそ運動が必要なのです。

※最近では身体を管理する機械が良くなりました。

脈に血圧・体温にモニターが監視されているからこそ安全に早期の運動が出来ます。

病気だからゼッタイ運動してはいけない訳ではありません。

病気に関係なく運動した方が身体が維持され、相対的に復帰が早くなるとも言われております。

だからこそ旬を逃がさないで欲しいと思います。

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