京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

橋本

使わなきゃ意味がない。

2016年12月01日(木)

 

DSC_3005

写真は今日出勤途中で琵琶湖の水面にお天道様が写っていたので、車を止めて何気に撮ってみました。

撮ってみたらあんまりきれいじゃないですね。写真の腕もなかなか上達しませんorz。

 

さて師走です。

私は理学療法ですし、リハビリテーション部のスタッフはあと作業療法と、言語聴覚ですから、走りません。

病院内でも医や看護、臨床検査技や、放射線技、薬剤と言う人は走ります。

 

まぁ冗談はさておいて。

 

うちの息子中二です。好きな食べ物もいろいろあるようですが、日常の中で見ていると柿の種と茶漬けが好きらしいです。

今年新潟へ出張に行った折、空港の土産物店で「柿の種入り茶漬け」が目に入ったので息子のためにととりあえず一瓶買って帰りました。

息子は特に喜ぶでもなく(まぁ中二ですからね)、こちらもあとで感想でも聞けばいいやと思っていました。

 

その茶漬け食卓の上に置いてあったのですが、観察するに1回食べた後は、中身が減る様子もなかったので「あ、不味かったかな」と思いはしたんですが、一応念のために息子にどうだったか聞いてみました。

私が聞くと息子の顔が瞬時に曇ったので、答える前に「不味かったか?」とはっきり聞くと「美味しかった」との答え。じゃあこの塩対応はなんだと思えば、

 

美味しい→沢山食べたい→なくなる→悲しい→食べるの控えよう→食べたいのに食べられない→悲しい

 

だそうです。まぁなんと言うか「不幸のループ」と言っていいのかどうか。

嫁さんが食べなきゃ湿気って食べれなくなるよと言い、私もまた買ってくるからと言ったので、それからは「思い切って」食べてたようです。

 

馬鹿みたいな話ですけど、どれほど惜しいと言っても、食べなきゃ無駄になるわけで、こういう貧乏性なところはどっちに似たんですかね。

「まだ半分」か「もう半分」で言えば、息子は「もう半分」です。

 

時期が時期だけに、最近は学生の施設見学が増えてきています。同時に採用試験もぼちぼち行われるようになりました(うちは随時です)。

そんな学生に必ず聞くのが「何故うちなのか」。

彼らは一様に「先輩が沢山いるから」「色々な意見が聞けると思うから」「教育システムが充実しているから」と答えるわけです。

もう3~4年も前からですが、そういう風に聞いても「おぉそうか」とはとても思えず、「何にもわかってないよなぁ」というのが正直な感想です。

 

どれほど立派な先輩、上司、教育担当者がいようが、使わなければ意味がない。

使うというのは語弊があるのかもしれませんが、最も適切な言葉のように感じます。

使うと言うのは報連相をすると言うことです。報告・連絡・相談をすることによって、自分がやるべき正しい方法を先輩や上司から引き出す、それが正しい先輩上司の使い方です。

 

そもそも色々な意見が聞けるからと言いつつ、積極的に質問してくる奴なんて稀少です。

 

彼らにとって上司や先輩なんて、息子にとっての食べないお茶漬けみたいなもんです。眺めるだけでは駄目で」食べなきゃ意味がないように、報連相しなきゃ成長なんて覚束ない。学校とは違って教室で黙って座って口あけてたら先生が知識を披歴してくれるわけではないんです。

学校であれば学費さえ払えば、黙っててもいろいろと教えて貰えるんでしょうが、そもそも給料貰っておきながら教えて貰おうなんてぇのは厚かましいってもんです。

 

まぁ「即戦力」を謳いながら、「卒後教育をしっかりして貰わないと」なんて教員が言い出しすような学校だって結構あるわけですから、あまりと言うか当たり前の事さえ期待しちゃいけないのかもしれませんね。

 

ほんのちょっと前までは自分では何にも調べないで、「教えて、教えて」ばかりが目立っていたのですが、今じゃそれさえなくなってきてますからねぇ。

 

次回私のブログは12/8です。

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