連休のひと休み
2012年4月30日(月)
ゴールデンウィークに入りました。
皆様は如何お過ごしでしょうか?
私が住んでいる所では、この休みを利用して田圃を耕し、水引をする光景が見られます。
いわゆる代田。
この連休を借りて家族総出でと思いきや、そんな姿はまばらです。
年配の方がほとんど。
その年配の方からの話
確かに農業重機の登場で以前より力仕事は少なくなった。
短時間で田を耕せる様になった。
何より維持管理費が大変になった。
と笑いながらその方はおっしゃっていました。
しかし、子供たちが田畑を耕してくれるのかは???だそうです。
寂しそうではありましたが、これも時代の流れなのでしょうか?
しかしながら、この辺りの田圃の役目について以前お話を聞いた事があります。
昔、この辺りは山間部に近いため梅雨時期は洪水が多発していたそうです。
そのため少しでも一気に川に水が入るのを防ぐ様、治水効果も果たす田圃にされたそうだとお聞きしました。
確かに、道路が川になって流れ出ている事があります。
また、田圃にはカエル・タニシ・ドジョウが生息しています。
タガメ・ゲンゴロウは少なくなったそうですが。
その生き物を餌にする鳥などが来て、それを餌とする微生物が土壌を肥す。
自然と調和した生産システム。
昔の方々の知恵はすごいですね。
それより、なにより初対面の私に気さくに話しかけてくれる、この御方。
自然の雄大さを感じる心の広さと、共に自然と生き、生かされている感がにじみ出ていました。
まるで先程の調和に欠かせない生産システムの一部とその役割を果していると思えました。
私も調和に欠かせない役目を果たして行きたいと思います。