京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

ちょっと思い出しました

2013年7月12日(金)

リハビリって何でしょう。

いまだに私の中で答えはありません。
学生時分から作業療法については、私にとって「意味ある遊び」これがテーマです。
※もちろん、これが正しい、これしかないってわけではありません。

 

でも、さらに広げたリハビリってなると…。
なんでもリハビリって言えばリハビリになるし…良くわかりません。

 

京都大原記念病院グループのリハビリテーション部は
「自立支援、介護負担の軽減、安心の提供」がテーマです。

 

残念ながら、「意味ある遊び」ではありません。
でも、同じリハビリをするなら、ただしんどいだけでなく、楽しみにつながるものにしたいと思います。
同じ運動するなら楽しいほうが良い、同じ歩くなら楽しいほうが良い。
ただ運動してもつまらない、何かアレンジできないか?
ただ歩いてもつまらない、何かアレンジできないか?
そんなとき、何か思いついて実行できたら、やっと作業療法している気になります。
自分の中で、テーマを持って過ごしていると、周りからみれば小さなことかもしれませんが、気持ちも充実してきます。

 

今は昔、12年ほど前、おおはら雅の郷で、私は「意味ある遊び」を踏まえて、自分に課していた課題は、立体作品です。
当時はレクリエーション的なリハビリを中心に行っており、集団で体操やゲーム、創作活動などをしていました。
その創作活動のテーマを立体作品としていました。
別に立体でなくてもリハビリテーションの機能的な効果は変わらないかもしれません。
でも、何か平面の創作活動はありきたりで、おもしろくないなって思って、あまりする機会がない立体をテーマにしていました。

 

そして、できた達成感や驚きを利用者さんと感じたいなって思っていました。
だから、利用者さんと一緒に十五夜に向けて直径60センチぐらいの張りぼてのお月さん作ったり、正月に向けて獅子舞を作ったり、施設の祭りの開会式用にくす球作ったりしました。
次に何を作るか?どうやったら利用者さんと作れるか?いつも悩みました。写真(1)a

 

倉庫に昔ダンボールで作った獅子頭が眠っていました。
誰が作ったか今居るスタッフはほとんど知りません。
もう使われていないのかな?使っているのかな?
捨てられてないからまた日の目を見るかな?
倉庫を見て昔を少し思い出しました。

 

私は、リハビリはチャレンジすること、頑張ることだと思います。
そんな時テーマを持って過ごしていると、張り合いができて、より頑張れると思います。
テーマを持って、日々自分にチャレンジするよう心がけていきたいですね。
仕事も、趣味も、リハビリも、そんなことが大事だと私は思っています。
ちょっと思い出にひたりました。

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