すごいなー
2024年3月06日(水)
先月、
リハビリ部内で毎年恒例の症例報告会がありました
1年目のリハスタッフがグループ内のリハスタッフが見守る中で症例発表を行ったのです
1年目のスタッフは
近衛リハビリテーション病院と京都大原記念病院のどちらかに勤務していますが
Zoomを使って老健や訪問、クリニックに勤務するリハスタッフも参加しました
自分が就職したときはこんなにたくさんのスタッフではなかったですし
ほとんど会ったことのないスタッフは居ませんでしたから
そんな中で、
しっかりとハキハキ発表するのを聞いて
すごいなーって思いました
内容も頑張ってリハビリに取り組んでいたことがわかる内容で
もちろん先輩たちの助けもあったんでしょうが
すごいなーって思いながら聴いていました
自分が1年目のころ、こんなことは緊張して上手くできなかったんじゃないかな
ちゃんとそんなことに気を付けながらリハビリできていたのかな
すごいなー
あっ、でもこんなことまでしていたなら、
ここはどうだったんだろうって気になるとこも出てきます
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士
それぞれが、それぞれの職種らしい発表をしてくれました
若いスタッフが頑張っているのをみると
ロートルになった私も、もうちょっと頑張らなあかんなって思います
さて、今日もリハビリしましょう!
雛飾り
2024年2月09日(金)
「おおはら雅の郷」の創作活動は
今は、桃の節句に向けて「吊るし飾り」を作っています
まだまだ飾りは増える予定ですが
すでに評判は上々です
特に女性の方の評判がいいですね
吊るし飾りを知っている方、知らない方もおられますが皆さん優しい笑顔になられます
もしかしたら、ご自身の子どもの頃の思い出や
娘様やお孫様の顔が浮かんだりするのでしょうかね
調べると、吊るし飾りは地方によって呼び名も変わるようですね
「さげもん」とか「傘福」とかも呼ぶようです
我が家も娘が3人いますので、お雛様があります
そして、吊るし飾りも飾ります
この話を書いていて、
そろそろ我が家のお雛様も押し入れから出さないと…って思いました
勉強会しました
2024年1月30日(火)
先日、おおはら雅の郷で、職員向けに車いすの勉強会を開催しました
今回は講師の先生に来ていただいて、体に合った車いすが大事なこと
合わない車いすにはリスクがあることなどわかりやすく
実際に車いすを使った体験を交えて話していただきました。
入所、通所問わず
リハスタッフ以外にも介護職や相談員さんも参加してくださり、
驚いたり感心したり、そうだったと初心に返ったり、心に響きました
職種関係なくどの参加者にもいい勉強会だったと思います
リハスタッフにとっては知っているはずの内容だったりすることも多かったですが
それでも、そうだった、あーこうなるんだ、こんなに違うものか、こういう時はこんな方法もあるんだ
仕事に慣れてどこかに置き忘れていたことをもう一度意識しなおすことにもなり、
自身の知識や意識をアップグレードできたと思います。
ただ言葉で聞いた研修は、フーンそうなんだって知識にはなるが、
その後、今一意識に上がってきません。
でも、実際に体験を通した研修はその時に実感できるし、納得でき、
その後もあんなことあったと振り返りやすいんだと思います。
参加した職員にはなにがしか各々、身につき、心に残り、明日から生かせる勉強会だったのではないかと思います。
でも何より、講師の先生方はやっぱり説明も話も上手いので、
話が分かりやすく面白いのはもちろん
同じ体験でも、しっかりその差を感じさせてくれました。
私は、なぜかスタッフたちにはそうは思ってもらってはいないようですが、
実際とっても緊張しいなので、あんな風に自分もできたらいいのになって思ってしまいます。
いろんな意味で役立つ勉強会でした。
羽子板
2024年1月16日(火)
新年早々いろんなことがありますが
なにはともあれ「今年もよろしくお願いします」
施設の中にいれば、巷のニュースや社会の出来事とは関係なく
日常が過ぎているようにも感じます
1月は羽子板飾りを作ってもらいました
できた羽子板をみているときに、
ちょっと利用者の表情が若返っていると思います
昔を思い出して、そのころの表情が出ているんでしょうかね
思い出につながることをするのもいいですよね
実際には羽子板飾りを作るのは初めてですが、羽子板を見たのはずーっと若いころ
作っているときは一生懸命で、出来上がると昔を思い出して笑っている
そんな感じなのかもしれませんね
あえて、昔の話をふらなくても
昔を思い出して、心が潤う
そんな感じなのかなっておもいました
雪だるま
2023年12月26日(火)
まだ、雪が降って積もったりはしていませんが
一気に寒くなりました
毎朝の気温が氷点下になっています。
一足先に、「雪だるま」が完成しました。
この間話していたあの張り子の雪だるまです
今までの作品の中でも
通りすがりのご利用者さんたちの反応がいいです
みんなが見て分かる、思い出すことができるものなんでしょうか
雪だるまっていつごろからあるんだろうって
ネットで調べたら
記録に残っている世界最古のものは、
1380年ごろの書物の欄外に雪だるまが描かれているらしいので、
そのころにはすでに雪だるまはあったのだろうってことで、
そして、日本でも江戸時代の浮世絵に雪だるまが描かれているらしいです。
国や世代を超えて、雪が積もっていたら、自然と誰かが雪で作っちゃうんですね
多少、国や地域、時代で形は違うようですが
雪だるま
誰にもなじみのあるものだったんですね
中には、雪が嫌いな方もいらっしゃいますが、今日は飾っていると、
通りすがりの方が、
もう少し小さかったら部屋にも飾りたいとおっしゃっていました。
雪だるまを見ると、子供のことを思い出したり、心なしか室温が下がったように感じます。
イメージが体や感覚にも影響するんだと思います
自然とイメージできる何かに触れたり、見たりすることは
心や体を動かす元気になるリハビリに通じますよね
こういう作品を作ることもリハビリですが、こういう作品を見て感じるのもリハビリ
リハビリは頑張ることだけではないはずです
今日も明日も皆さんに楽しいリハビリをしてもらいたいですね
山茶花(さざんか)
2023年12月07日(木)
「たきび」の歌が聞こえてきそうな
山茶花(さざんか)が満開、落ち葉でお芋を焼いている作品が
11月末に完成し、おおはら雅の郷の廊下に飾っています
次は「雪だるま」と「羽子板のお飾り」を作りはじめています
上手く仕上がるでしょうかね
参加者もドキドキされていますが
スタッフも毎度ドキドキです
まずは、以前に作った「満月」を雪だるまに作り変えるため
作業を始めました
満月に白い紙を4人がかりで上から貼ってもらう作業をしました
紙をちぎって 糊をつけて 貼る(転がる満月を協力して押さえながら)
もちろん手は糊でベタベタになりますので
最後は洗面台に並んで順番に手を洗って終了です
皆さん頑張ってもらいましたが作業は1日で終わるような作業ではありませんので
また次回、頑張ってもらいます。
満月を作るときにも思いましたが、手がベタベタになるこの作業
結構、皆さん楽
しまれているようです
手を洗うところまでが頑張った楽しい時間になるようで
作品が仕上がったわけではなくても、とても満足した笑顔で帰っていかれます
しんどいことを頑張るだけじゃありません
楽しむことで元気になる
リハビリの一つの側面です
今日も楽しいリハビリがしたいな
冬支度
2023年11月29日(水)
さらに寒くなってきましたね
皆さんは冬の準備はOKですか?
私も、車のタイヤもスタットレスに変えました
ダウンジャケットと手袋を買ってきました
手袋はいつも買うのに困るんです
私の手は結構大きめなんですが、骨は細いので
手首は細く、掌は特に広く、指もそこそこ長く細い感じなんです
なので、あまり手袋も合うものがありません
そもそも小さいサイズは入りませんし
フリーサイズも入らないものがほとんどです
かといって大きいサイズだと長さは足りてもぶかぶかになるものも多くなります
だいたいXLサイズやLサイズで合うものを
いろいろお店を巡り、あるものを全部試して自分に合うものを探すことになるのですが
合うものが少なく、安いものを選ぶことができないのが困る所です
数年前にアウトドアメーカーで合いやすいメーカーを見つけたのですが、
このメーカーは、ちょっとお値段が高めなので
今回も同じように、いろいろ試して他にないかといろんなお店を探したんですが…
結局そのメーカーのを買いました
同じ日に買ったダウンジャケットよりもお値段が高い手袋です
身体の形が人と少し違うと、同じものが使えない
選べるものが少なくなる、そんなことは結構ありますよね
施設や病院に勤めていると、
靴を購入するのをお願いされたりするんですが
足のサイズを測って、サイズに合う靴を試してもらっても
足の形に特徴のある方はなかなか合う靴が見つからない時があります
かといって、大きめ過ぎる靴は歩きにくくなったり、脱げやすかったり
しますので、できるだけ合うものを探すことになります
※私自身も靴は合うものがほとんどなく、仕事中は大きめの靴、普段は足袋靴を履いていますからね
販売されているものは
多くの人に使ってもらえるように作られていますが
私に合わせて作ったものではないので
私に少し個性的な部分があると合わないことが多くなる
仕方ないですよね
でも、いろんな人がいろんなものを作っているので
探せばどこかに合うものがあるかもしれない
そんな風には考えています
さあ、ふんぱつして手袋も買ったし
冬支度もできたので
寒さに負けず仕事したいと思います
菊人形
2023年10月26日(木)
この季節に
子どものころは両親が菊人形展に連れて行ってくれていた思い出があります
若いスタッフに聞いても菊人形を知りませんでした
調べると、日本三大菊人形の一つだったひらかたパークの菊人形展はもう2005年を最後に開かれていなかったんですね。
でも、その時点で96年も続いていたなんてすごい長い歴史ですね。
そして、創作活動をするときに皆さんに尋ねてみると、見たことある人、知らない人、聞いたことはある人といろいろでした。
でも、お花を作って人型の絵に花の着物を着せることは皆さん楽しみにしてくださり
たくさんの花を何日もかけて作ってもらいました。
そして、昨日はお花を作っていた方々に集まってもらって
たくさん作った花を色を選びながら、
華やかな方が良い、地味な色をここには使った方が良い、あっちの色が、こんな色の方が良いと思う、間にこの色入れた方が良い、いろんな意見も飛び交いながら
飾りつけしました
歩ける人はお花を選んでとってきてもらったり、貼るのに集中する人、全体をみてアドバイスをする人
いろんな参加の仕方をしてもらいました
皆さんの頑張りの結果
とても華やかな作品になりました
完成した作品をみて、参加者は皆満足して戻られました。
皆さん達成感を感じる笑顔で、中にはいつもより饒舌になられる方もおられました。
みんなで一緒に作り上げるっていうのもいいですね
一人一人ができることを頑張って
一人ではできないことをやり遂げて
みんなでその結果に満足して喜べる
きっと、充実していたんじゃないかと思います
皆さんの良い表情や様子が見られるとスタッフもやる気が出ます
また、一緒に楽しみたいですね
今日も何か楽しんでもらえたりしないでしょうかね
…あ、今日は飾ったこの作品を見に行って
昨日のことを思い出すリハビリをしてもらったらいいですね
創作活動していると
2023年9月04日(月)
私は作業療法士ですし
創作活動をリハビリで取り入れています
その中で
認知症のご利用者は作り方を覚えることはできなかったりします
でも
作れる時があります
それは
ふと思い出したり
作り方を自分なりに考えて試していたり
隣の人の真似をしたり
ふと思い出すのは繰り返し同じものを作っている時が多いですね
続けて同じものを作っていると2個目3個目からは同じものを作れる日と
何回作っても作れない日もあります
作り方を自分なりに考えて試したりする人がいます
おかしなことになるときもありますが
教えた方法とは違う方法で作れるときもあります
覚えていないからといって考えられないわけではないですからね
そして自分の力で何とかしたいって想いもあるようです
隣の人の真似をして作ろうと頑張っている人もあります
作り方を聞くのではなく
人の作業を見て自分なりにこうしているんだと考えて
じぶんなりに頑張って作る
見るだけでまったく同じように真似ることは難しくても
なんとなく似たことをすることで自分なりにできることもあります
これも
考える力があるってことですよね
そして人に聞くのが恥ずかしいとか独力でしたいとかの想いもあるでしょう
覚えてられないから想いがないわけではなく
覚えてられないから考えられないわけではないですし
自分なりに想い考え行動されています
覚えていないからできないことは多いです
失敗することも増えます
でも、考えられるので意外とできることや
できるときもあったりします
それを活かせ、自分でできたって思えるのが創作活動でもあると思います
手先を使ったことだけがリハビリではありません
自分で作れたことが自信にもつながり気持ちも元気になれると思います
心も体もリハビリで元気にする対象です
リハビリして元気になってもらいたいです
次はコスモス
2023年8月22日(火)
おおはら雅の郷では百日紅が咲いています。
※後ろに映っている建物は、おおはら雅の郷ではなく、お隣の大原健幸の郷ですよ
そして、おおはら雅の郷の施設内では
色画用紙とお花紙での向日葵づくりは終わりました。
次は、
コスモスづくりです
今回のコスモスづくりは折り紙で作ります
作業は、「折る」「切る」「貼る」と「飾る」ですね
今回も空を背景にたくさんのコスモスを咲かせて
華やかなコスモス畑にしてもらいたいと思います
花は向日葵よりは小さいですし、たくさんの花を必要としますが
花を作るのにかかる時間は向日葵よりは短く
作る人数も増えてきているので
これもすぐに出来上がりそうです
少しずつ、皆さんの作業する手つきがうまくなってきています。
認知症があって
先日したことは覚えていないけれど
先日したことは今日の作業で活かされています
記憶って思い出せるかどうかだけではありませんね
身体や心が覚えているっていうのを感じます
リハビリは積み重ねです
忘れてもいいんですよ、今を感じてもらえれば
きっと少し楽しい明日へつながりますよ