京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

遠藤

屋外を歩いてもらいたいな

2022年10月25日(火)

屋外を歩くって難しいですね

でも、コスモスが咲いてとってもきれいなグリーンファームを見ると

屋外を歩いてもらいたいなって思います。

 

 

施設の中は当然バリアフリーです。

なので、本当に平らな廊下です、傾斜も段差もありません。

しかし、一歩外へ出ると平らなところはありません。

砂利道だけでなく、車の通る道路も水はけのためにかまぼこ型に傾斜がついています。歩道も傾斜がついています。

歩道に上がるには段差があります。

施設の中では、練習でバランスも良くなって、歩いてもつまづかなくなった人も、歩行器ならスイスイ移動できていた方も

屋外はもう一つ難しいのです。

そして、まだ大きな問題が、疲れても座るところがない、呼んでもだれも来てくれない、車や自転車、遊んでいる子ども、いろんな不意の事故につながるリスクもありますってところですね。

 

屋外を歩くってことは、傾きや段差に負けないバランスや筋力が必要ですし、あちらこちらで休まなくても歩き続けられる持久力も必要です。また、独りで歩くなら道順もおぼえ、たとえ間違えても戻れるように、記憶力や注意力、判断力も必要です。そのうえで、危ないことを避けて、安全なところを選んで歩いたり、危ないと思えば止まるなど、必要な注意点を言い出したらきりがありません。

 

施設の中と屋外はだいぶん違います。

でも、

這えば立て、立てば歩めの親心。そして、施設内を歩ければ、屋外チャレンジのリハ心?です。

せっかく施設内を歩けるようになってきたら、外も歩いてもらいたいって思います。

でも、その下積みのトレーニングは屋内でちゃんとしないと、危ないだけになってしまいます。

いつもは屋内で練習していたけれど、今日は屋内の練習の成果を屋外歩いて実感する。

そんなことが、きっと今日も天気が良いのでいろんなところで起きるかもしれませんね。

そして、そんなことを何度となく繰り返して、いずれ当たり前に屋外を歩いてもらいたいですね。

 

良い天気の日に、窓からコスモス畑を見て思いました。

 

あんなこと

橋本

自立

2022年10月20日(木)

プライベートではずっと歩いてばかりでしたが、骨折したことで時間が出来ました。

 

日本と違い1クール20話以上ある海外のテレビドラマは今まで敬遠していましたが、折角なんでオンラインで観ています。

 

海外のテレビドラマもいろいろと面白そうなラインナップでしたが、選んだのは「マダム・セクレタリー」です。

Madamですから家庭持ちのキャリアウーマンで、何のSecretaryかというと国務長官(外務大臣相当)です。

過去女性の国務長官はオルブライト、ライス、クリントンと3人いますが、マダムと言うことなのでクリントンがモデルかなと思ったんですが、筋立てからしてモデルでも何でもないですね。

 

大統領継承順位4位の国務長官の仕事がどういうものかと、ドラマでも一番興味がわくところですが、そういう女性の家庭がどんなものかも気になりますが、夫婦の経歴が特異的過ぎて(主人公が元CIAで前職が国際政治学関係の大学講師、旦那が元NSAで宗教学者の大学講師)どうなんだろうという感じです。

 

まぁそれでも興味深い家庭シーンもありました。大学を中退した20の娘が私だって大人だと主張するわけですが、「大人は親元で暮らさない」とバッサリ。

 

大人は親元で暮らさない

 

こんなこと言うと目の色変えて反論する人がいるような気がしますが、自立した人(大人)の一つの目安ではあると思います。

 

自立とは

「他人からの支配や援助」を受けずに自分自身で選択・決断できるようになること。

 

とありますから、「大人は親元で暮らさない」は間違いでもなさそう。親元でも大人と言うには、一人暮らし相応の家賃を払い、一人分の生活費を払い、家事の完全分担でもすれば話は違いますが。

 

皆さんはどう思われますか。

 

この話続きます。

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こんなこと

遠藤

趣味は読書だったんですが…

2022年10月17日(月)

子どもの時は、読む小説は、母の影響で推理小説、上の兄の影響でSF、ファンタジー系を

そして、生き物に興味があって小学校の図書館では椋鳩十全集やシートン動物記を読破しておりました。

リハの養成校に通っていた頃はいつもカバンに本を2冊から3冊忍ばせていました。

通学中の電車や空いた暇な時はカバンから本を出して読んでいました。

どっか出かける時も1冊は必ずカバンに入れていました。

就職してからも昼休みも本を読んだりしていました。

そういうときの本は仕事に何気に少し関連する本が多かったですね。

でも、家ではどんどん本を読まなくなってきました。

 

どんなに忙しくても、逆に忙しいとストレスを逃がすのにマンガを読んでいました。

私はマンガも大好きなので、

活字だけの本は想像が膨らみ、自分の頭の中で面白いですが、ちゃんと読まないと面白くないんです

でも、漫画は見るだけで良いですし、気楽に楽しめます。

 

なので、マンガも含めた本に囲まれているのはけっこう幸せで、本屋巡りも良くしましたし、本屋に行くとすぐに時間が経ちました。あっちこっちの棚の気になる本を手にとってチラ見して、本を探している時間が至福でした。

 

なのに、家では本を読まなくなったんです。

きっかけは眼ですね。

そう、老眼です。

眼鏡を今は近いところ用と遠いところ用の2種類をその都度かけ替えて使っていますが、やっぱり、本を読みにくくなりました。もちろん眼鏡で文字は見えるし読めます。

でも、目が疲れますし、活字を文章や物語として認識しにくくなりました。そして、読んでも内容が頭に残りにくくなったみたいです。

もちろん、本は好きなんで、マンガを見たり、本を読んだりまったくしなくなったわけではありません。ずいぶん減っただけです。

 

眼鏡という福祉用具があっても、裸眼よりは生活しやすくなりますが、元の状態に戻るわけではありません。そう、できなくなったことをしやすくすることはできても、前と同じくできるようになるわけではないんです。

どんなリハビリでもそういうことがあるんだろうな、そんなことを実感します。

 

つい、動作練習などをして、こうしたら(これを使ったら)これもできるようになったし良かったですね、前と同じ生活に戻れますねと思いがちですが、きっと、本人の実感とはズレがあるんだろうなと思います。

変わってしまうのは仕方がないですが、それが変わっても一日を通したときに生活を楽しめるようになってもらいたいですね。

 

リハビリは本来生活を取り戻すためにすることですから。

その生活は以前のように楽しめないとですよね。

 

できたから満足なのは、できるようになったその日だけ、

楽しく過ごせた時が生活に満足した時ですよね。

もとに戻るためではなく、

楽しく過ごすための力になるリハビリができているかな・・・

そんなこと

遠藤

時代についていけてません

2022年10月10日(月)

時代の進歩についていけてません

 

我が家の車は今どき珍しいMT車です。

今は車の免許を持っていてもAT車限定免許のスタッフも多くなっています。

なのに、MT車です。

※乗り継いだ車全部、四駆、ワゴン、ハッチバック、ミニバン…形状は様々ですがMT車です。

 

時代は電気自動車で自動運転の時代に入りつつあるようで、もう今までのAT車とも違うイメージです。

なのに、MT車です。

 

なんか、MT車の方が操作していることが体でわかるし安心できるんです。

勝手に動くと不安なんです。

まあ、シフトチェンジして操作して動かすのが楽しいのもありますが

一番はMT車の方が安心できるからです。

でも、電気自動車ばっかりになったらMT車は完全になくなりますね。

 

新しいものになじむのは「勇気」が必要ですね。

※もちろん職場の車や、車検や修理時の代車はAT車がほとんどですから運転はできるんですが…

※ずーっとってなると…誰かに後押しされたり、大丈夫だよって保証してもらわないと乗り換えれないかも…

 

逆に、キャンプに行って電気もガスも使わず、焚火で料理したりすることにはなんか安心があります。

火も時間をかけておこさないといけないし、薪や炭をくべたりしないといけなないし、

火加減するにもメモリがあるわけでもなく均一になるわけでもないのに、

なぜか、これくらいでいいやろって楽な気になります。

なんかてきとうにするのが良いあんばいなんですよね。

まあ、そういう作業が好きってこともあるんだと思いますが、

一番は、気にしなくて良いっていう楽な気分になれるからです。

 

多分どちらも、結局は自分で操作しているから安心で楽なんですよね。

道具任せってちょっと不安なんですよね、

タイマーかけていても…ほんとに止まるのかなって心配になるし

パソコンで画面上の実行ボタン押しても…ほんとに正しく動いてたのかなって心配になるし

その点、自分の手でしたことは、ミスも失敗も多いのに、やったっていう安心感に満たされるんですよね。

それに、機械がうまく動かなかった失敗をやり直すのはすごく面倒だけど、自分がした失敗をやり直すのは仕方ないって納得できるから全然違いますよね。

きっとそういうことも含めてなんだと思います。

 

自分の手で操作できることが、心に安心や納得を作り出すんだと思います。

っておもうと、障害をもって、できないことが増えた人は安心や納得を心に持ちにくく、今までの安心や納得を取り上げられたような状態が想像できます。

大したことないことでも不安に感じたり、自分の為にしてくれたことでも思いどおりにできなかったり失敗があったら許せなくなったり、そんな気持ちになりやすいのかもしれません。

特に、いままで自分でできていたことだけに、そんな気持ちもなりやすいのかもしれません。

 

そう思うと、あの人もあの人もそうだったのかも…と思い当たるようなことはいっぱいありますね。

きっと、その時の私では不安にさせていたのでしょうし、納得させられなかったのでしょう…

自分が持ったことのない障害について、わかったつもりにはなれていても、

実際には「こんなことすらわかってもらえない」って思われていることがあったんでしょうね。

 

そんな不安にさせない、納得してもらえるような信頼を得られたらいいな。

時代の進歩についていけてないなあって思ったところから

今日は、そんなことに思いが至りました。

 

そんなこと

遠藤

本買いました

2022年10月03日(月)

ある研修会の案内をみて、

あっ、面白そうって思っても、どこそこで開催しますと書かれていると、

う~ん今はやめておこうってなります。

でも、やっぱり気になるので、講師の先生を調べてみました。

 

おっ、検索したらなるほど、こんなことをしている人なんだ、こっちではこんなことを発表している、こっちのブログでこんなことを書いている。

あっ、こんな本を出しているな…と、いろいろ発見しました。

この講師の人は面白そうだな、話聞いてみたいなって思いました。

 

ですが、話は聞きにいけません。

なので、その研修会の内容になっていそうな、その講師の書かれた本を1冊買いました。

 

最近の昼休みはその本を読んで過ごしました。

そして、読み終わりました。

その人の語りを気になって買った本ですので、はじめに~あとがきまで全部読みました。

文章から、絶対いいことだから教えたいって想いが伝わってきます。

言語聴覚士の方ですが、エネルギッシュに包容力と実行力で後輩たちの教育にいろいろ携わってきた方なんだろうって伝わってきました。

本の内容だけでなく、その文章も今後の参考にさせてもらいたい語り口でした。

 

きっと、研修会は聞いていてわかりやすく面白いんだろうなって想像できました。

また、機会があればお話を聞いてみたいですね。

 

コロナを気にして、出かけるのに躊躇する反面、

ネットで買い物をよくするようになりました。

現物を見ずに買うことが多くなったので、失敗もあって、

以前よりも無駄遣いは確実に増えています。

 

今回の本は、無駄じゃないですね。

私の肥やしになりました。


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