京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

紫陽花

2024年6月22日(土)

紫陽花が色づき始めました

夏、梅雨、雨、カタツムリ、傘、長靴、紫、青、白、水たまり…いろんなものが連想されますね

 

紫陽花だけでなく、こうやって写真を撮って

利用者様に見せると連想されることで会話ができたりします

皆さんなじみのあるものだと、家の庭にもあった、子どもの頃近所に咲いていたなど

昔の回想を自然とされたりします。

 

私も実家に紫陽花が咲いていたのですが、ランドセルを背負っていた頃は

この時期になると母が紫陽花を

いくつか新聞でくるんで学校に持って行くようにと渡されたことを思い出します。

 

皆さんそれぞれの思い出があります

そして思い出を話されるときは明るい笑顔のことが多いですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日も楽しいお話ができたらいいな

そんなこと

遠藤

気晴らし療法

2024年6月10日(月)

私が持っている資格に

ダイバージョナルセラピーワーカーというのがあります

 

ダイバージョナルは日本語にすると、「気晴らし」とも訳されるので

ダイバージョナルセラピーで「気晴らし療法」とも訳されたりします

 

気晴らしと言われると、あいまいで、てきとうに何かをしているように感じます

でも、実際にはこの療法はパーソナルな面を深く掘りだして

その人の心を引き出し、その人が感じやすく楽しめるように

環境を整えたり、楽しめる活動を提供したりすることで

その人の日々の生活を過ごしやすく快適な楽しめるものに変えていく

そういうことを検討し、実践する療法です。

 

ダイバージョナルセラピストはオーストラリアにある専門職の正式な資格で

日本では同じ資格は取得できないので、ダイバージョナルセラピーワーカーという認定資格を日本の団体が出しています。

ご興味があれば、「ダイバージョナルセラピー」で検索してみてください

心と感性と行動に寄り添う療法です

 

同じく高齢者を対象にした場合、

作業療法はそこに、お身体や認知面などの変化や機能が含まれることが多いですが、

この「気晴らし療法」は、心と感性と行動をぐっとクローズアップして、そこを丁寧に優しくサポートしてその個人の心の反応を大事にしているところが大きな違いだと思います。

 

施設でリハビリに携わっていると、「気晴らし療法」は

施設の生活に潤いと快活さ、それでいてパーソナルな心地よさを感じながら

ご自身らしく、できることをしている生活ができればいいな。

そんなことにつながる療法だなと感じています

なので、作業療法のなかにそんな療法の考え方を取り入れていきたいと常々思っています

 

ただできることを維持したり増やすためでなく

楽しさと心地よさを感じられる日常を送ることができるために

リハビリができたらいいな


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