京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

遠藤

知らないと何が合うのか分からない

2012年8月04日(土)

テントを見に行ってきました。

過去、自分で建てて使ったテントといえば、学生の頃に兄から借りたツーリング用のテントぐらいです。妻も両親が登山に使う山岳用のテントしか実物を知りません。どちらも軽量化重視の小さなテントです。

夫婦どちらも、今までオートキャンプをした事が無いのです。

今回は、キャンプに行こうって誘われたし、ファミリーキャンプもそのうちしたいと思っていましたから、

ちょうどタイミングだと思い、始めてテントを買う事に決めました。

 

家族全員で使えるテントはどんなものか?

インターネットでいろんな形状のがあるんだなあーっと、考えていると話すと、

実際に見てきたら良いよと、テントを展示している店を教えてもらって、

いざ家族でいってきました。

 

夫婦二人して、テントの大きさに驚かされました。

写真で見てもこの大きさはイメージできてなかったですよ。

でも、お店の方とお話しして、確かに家族で行くオートキャンプなら、

できる事が増えて、大きさも無駄にはならないんだなって思いました。

それで、お店で長い時間悩み抜いたあげく、思い切ってテントを買っちゃいました。

買った限りは、毎年使わないとって、夫婦で帰りの車内で話していました。

 

しかし、キャンプ用品ってすごいいろんな機能が一工夫考えられているんですね。

自助具や福祉用具に通じるものが有りますね。一長一短いろいろありすぎて、迷っちゃいますね。

ファミリーキャンプは自分達にとって未知の領域ですので、

自分達に合うものを選べているのか、ちょっと心配です。

福祉用具なら展示会なども毎年出かけたり、患者さんの生活状況とかも情報収集したりもするのですが、キャンプ用品は…

やっぱり、自分が知らないものを選択するのは難しいですね。

 

まだ、小物も揃えないと…。

ただ、一番の不安は…買い揃えたら車に荷物全部乗るかな?ってことです。

こんなこと

土井

安全神話?②

2012年6月30日(土)

在宅に退院される人に関わるとき、

出来るだけ安全な環境が用意できるよう、車いすや手すり、段差解消などなど、

いろいろとお話合させていただく機会があります。

このとき、よく話題になりますが、

バリアフリーが浸透してきていることもあって、

段差をなくしたい・・・手すりをつけたい・・・安全な道具を・・・

と、ご本人もご家族も担当も検討されています。

そして、少しでも安全にと、いろいろと手を入れられるケースがほとんどです。

 

この「少しでも安全に・・・」は大事なことなのですが、

体が不自由ではない人が考える安全性は、実態にそぐわないことも多くあります。

手すりは安全・安心だからと、多めに希望されるケースがありますが、

ご本人がぱっと触るところに無かったり、ご本人の希望する導線に無かったりして、

あとで、ほとんど使ってないとお聞きすることもあります。

そもそも、

年とともに身体機能の低下とともに、環境に順応することができにくくなるものですが、

今までの生活で、自宅内や常用している場所や身のこなし、歩数まで・・・

いろんなことを、感覚的に覚えているケースも少なくありません。

そんなケースでは、

中途半端な段差解消や導線変更、敷居用のスロープなどに順応できず、

リスクが高まるケースも多くあります。

(これって、元気な若い人でも模様替えの後とかで「お~っと」ってなることありますね)

また、

敷居ぐらいは跨げる人に「オールフラット」を提供してしまうと、

足を挙げない家の中での移動動作が身についてしまって、

次第に、数ミリ程度のところにも躓きやすくなることだってあります。

つまり、

安全のために配慮して、リフォーム・改造・導入したものが、

ご本人の危険回避につながらないことも少なくないのです。

 

できる限りの安全の事を最優先で考えると、

動作方法という名の行動制限をかけたり、改造したり、福祉用具を買ったり・・・

となってしまいますが、

ご本人の能力と安全性一辺倒ではなく、性格や行動、好み、慣れなどに配慮し、

「リスク」と「その人らしい生活」「安心して過ごせる環境」のバランスですので、

ケースバイケース、

じっくりと話し合う機会が重要だと思っています。

そんなこと

遠藤

ゆがんだコップ

2012年6月02日(土)

また、ちょっと変わり物をご紹介です。

 

これは、陶器のコップです。

 

このコップはちょっと変わった形をしています。

横からみると斜めになっています。

 

 

 

しかも、くぼみがついています。

 

このコップ、以前ご紹介したバリアフリー展に昨年も行ったのですが、

 

その時に実物を手にとって、

飲む真似をしたら、今までになく楽だったので、その場で買っちゃいました。

 

このコップは、テーブルから取る時と、テーブルに置く時に、

いつものコップのつもりですると斜めになって、あれれ…、となりますが、

こればかり使っていると、それには慣れて、

このデザインの恩恵に預かることができます。

 

同じようなコンセプトの物はいろいろあります。

その中でも癖は強いですが、私にはこれがフィットしました。

 

 

 

今日もこのコップで晩酌しよーっと。

肴は何がいいかな?

あんなこと

遠藤

私も行ってきました。

2012年4月21日(土)

今日、私もバリアフリー展に行って来ました。

 

子供連れで、行ったので、ゆっくりはできませんでしたが、

今年一番気に入ったのは、階段にもなる昇降リフトです。

 

確かに、これならもともとあった階段を削って、リフトを置いても、

今まで通りに階段が確保できます。

車椅子で出入りする時だけ、昇降リフトになるんですね。

使う機会はまれかもしれませんが、覚えておきたい品でした。

 

毎年、何か一つぐらいは新しく発見があります。

今年もいくつかありました。

来年はどんな物と出会えるでしょうか?

へんなこと

土井

地味なものは目立つもの

2012年4月07日(土)

普段、患者・利用者さんとリハビリスタッフとして関わる仕事の中で、

杖や車いすなど、購入やレンタルなどの商品を選ぶお手伝いをすることがあります。

          

このとき、

患者・利用者さんから、目立たないものを希望される事が多く、

灰色・茶色・肌色系やアルミなどの地金の色のもの、

昔から標準型といわれているようなデザインのものを選ばれることが多いように思います。

でも、本当に目立たないのでしょうか?

 

世の中には、服・靴・鞄・車などなど、いろんな色が溢れています。

また、きれいな形、素敵な形、かっこいい形のものも溢れています。

それを自分好みで選び、身に付けています。

そんな日々の鮮やかな生活環境では、

目立たないといわれる色の杖は、かえって異質に見えることもありますし、

そもそも、自分の服や鞄とミスマッチすることで浮いてしまうことだってあります。

杖も車いすも、鞄や靴のように自分の身につけて使う物のひとつです。

目立たないようにするためにも、服と同じように自分好みにコーディネートしてみてくださいね。

あんなこと

土井

福祉機器展にいったことありますか?

2012年3月07日(水)

毎年4月中旬には、関西で一番大きい総合福祉展示である

バリアフリー展が、大阪の南港のインテックス大阪にて開催されます。

今年の日程は、2012年4月19日(木)~21日(土)で、

医療福祉専門職や業者だけでなく、学生や一般の方も参加できるイベントです。

 

私も学生のころから、ほぼ毎年参加しています。

(学生のとき、仲の良い友人に誘われたことがきっかけです)

というのも、

展示されている医療福祉用具やサービスなどは、

患者・利用者さんの状況に合わせて、勧めたり提案したり・・・

リハビリテーション専門職にとって密接に関わる情報で、

その情報を知らなかったり、活用できないことは、

即、患者・利用者さんの不利益に繋がることを実感しているからです。

 

それにしても毎年は多いのでは?・・・という意見もあるかもしれません。

しかしながら、

福祉用具や機器、住宅設備や車など、福祉機器などの進化は目覚しく、

昨年度と比べて、

新しく出たものや変わったところを把握するだけでも1日仕事です。

(1年空いたら、1日で把握することは出来ないくらい変化があります)

また、

介護保険制度の浸透に伴って、

類似品もたくさん出回っていたり、価格やセールスポイントもさまざまですので、

患者・利用者さんのライフスタイルや価値観にあった福祉用具が選べる時代であることを考えると、

出来るだけ最新の情報を持っておく必要があるのです。

それに、

一般にはカタログなどで見たり選んだりすることも多い福祉機器ですが、

それを手にとって体験してみることが出来る良い機会ではないでしょうか?

 

医療福祉関係者が、できるだけ患者・利用者さんにフィットした商品を提案し、

患者・利用者さんは、ライフスタイルにあった商品を服や靴のように選ぶ・・・

そんな当たり前のことができるよう、

お近くで福祉機器展が開催されるときに参加してみてはいかがでしょうか?

こんなこと

遠藤

マウス買っちゃった

2012年2月19日(日)

ちょっと前ですが、

マウスを買い換えました。

 

 

このマウス、無線で動くんです。

そして、小さいんです。

それも指でつまんで使うマウスです。

右クリック、左クリックに加えスクロールも付いています。

そしてさらに、充電はPCから電力をもらいます。

 

 

 

 

 

以前はペン型マウスと、普通のマウスを作業で使い分けていましたが、

これなら一つで済みそうです。

 

私はどうしても、キワモノと呼ばれるような、変り種の商品が大好きです。

ついつい自分で物を選ぶと、キワモノを買ってしまいます。

キワモノには、

これにしかない特徴がある代わりに、通常のものにはない欠点があったりします。

でも、それも愛嬌に感じちゃいますね。

 

このマウスもちょっと使いにくいときがありますが、

それでもやっぱり後悔なんてしません。これだから出来ることがある限り…。

 

どんな道具でも誰がお薦めしていても、結局自分で納得して買わないと絶対後悔します。

それは、どんな優れた物でも欠点だってあるからです。

お薦めにはあまり欠点が語られません。

 

だから患者さんに福祉用具や車椅子を選定するときは、患者さんや家族の意向をくみ上げる努力します。

 

ただ、聞いても、ホントの意向はくみ上げられません。

後悔させないために、

 

「こんな場面は(生活の中で)あるの?」

「こういうときは、こうなっていても大丈夫?」

 

って、実生活をイメージしながら会話します。そしたら、

 

「ああ、そんなときはこれじゃ困るな。」

「割と良いとは思ったけど…ここがこうなっていないのある?」

 

みたいな会話になります。

 

物を選定するときは、体に合わせることももちろん大事ですが、

ある程度体に合ったものなら、

後悔しないために、話を聞くのが一番大事だと思っています。

 

ですから、何か逆に薦められたときは、いろいろ生活を思い起こして、

あんなときは?こんなときは?どうなるの?

って、いろいろ聞いてみてください。

 

ただ、すべてをかなえる魔法の道具はこの世に無いので、後は自分で取捨選択して決めてくださいね。

後悔なんてグッドバイ!

あんなこと

遠藤

買っちゃった

2012年1月27日(金)

この前、雑誌を読んでて、変わった物を見つけました。

見つけたその日に、インターネットで検索して買っちゃいました。

 

片手で出来る洗濯ばさみ   ーいちどにありがとう4 ー

 

これは、片袖に取っ手が付いたハンガーに4つの洗濯ばさみが付いています。

この洗濯ばさみが変り種です。

なんと、洗濯ばさみが軽い力で開くだけでなく、開いたままの状態で保持してくれるんです。

だから、閉じるのも手でつまんでします。これも軽い力でできます。

 

そして、プラスチックのハンガーに何で金属製のバーがついているのか?

想像ついた方もいると思いますが、このバーを握ると4つの洗濯ばさみが一度に開くのです。

 

これは面白いですね。

これなら、やり方を工夫すれば、確かに片手で洗濯物を干したり、取り込んだり、できそうです。

患者さんに紹介するなら、患者さんに合わせて少し手を加えたいですが、

既製品でこういうものがあるっていうのが嬉しくなりますね。

作ってくれた方に感謝です。

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