京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

土井

ほんとうのユニバーサルデザインだわ

2014年3月09日(日)

今日は、ちょっと所用があって梅田まで電車で出かけました。

私の普段の行動パターンは、移動が、徒歩or車(バイク)で、

暇つぶしは、ぼーっと考え事するか、スマホでニュース見てるか・・・。

今日は、久しぶりの電車でもあるので、

一応、買ったけど手を付けていない雑誌を持って出かけました。

幸い、スマホを家に忘れたので、じっくり読めました。

 

さて、じっくり読んで、すごいなぁと感じた記事が今日の本題。

iPhone/iPad用のアプリの特集記事を眺めていると、

こんなのがいいよね・・・というを発見しました。

それは、もともと電車の中で電話に出られない時に、

元々用意された文章を選んで、スマホに読み上げさせ、応対するアプリ。

でも、作者が自分で欲しくて作った用途では、評価されなかったけど、

良いという声がかかったのが福祉分野。

発話や言語に困っている人に使えると指摘されたことから、

現在はそういう方向で開発されているそうです。

 

そもそも一般の福祉用機器の多くは、専用設計で作っていることもあり、

操作方法が一般的でなかったり、多種多様すぎたり、

凝りすぎていたり、ほとんどバージョンアップされなかったり、

じつは、どんな人にも使いやすいものって少ないんです。

でもこのアプリは、障害のない人が便利だなぁと思って作った物が、

障害のある人にも使いやすいものだったということなので、

いろんな人に対応ができるツールだということ。

バリアフリーだ、ユニバーサルデザインだ、と世間にはいろいろあるけど、

障害のない人が、弱者のことを考えて配慮したものが殆どですが、

このアプリの成り立ちは、そういった物とはちょっと違う。

これが、本当のユニバーサルデザインの形なんじゃないかなぁと感じました。


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