京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

橋本

役割

2015年6月13日(土)

病院に併設されている老人保健施設の玄関にあるテーブルで夕方時折私はスタッフと話をします。

テーブルはいくつかあるので職員だけではなく利用者さんやご家族の方も勿論利用されています。

 

時々娘さんでしょうか利用者さんの車椅子を押してそこまでお見えになる方がいます。二人にはランドセルを担いだ女の子がいつも付き従っています。

テーブルまでたどり着くと、娘さんはどこかへしばらく行ってしまいます(おそらくいろいろと用事を済ませに行っているのでしょう)。

残されたお孫さんらしき小学生は宿題でしょうか勉強を始めます。ご利用者さんは教科書を読むお孫さんの声に聞き入ったり、ノートに書き込むお孫さんの手元を見守ったりして、夕食までの時間を過ごされています。

 

そういうご家族を見てあらためて役割というのは大事だなと思います。。

例えお孫さんの宿題を見るだけであったとしても、もっと容易いことだったとしても、社会的動物として役割がある(必要とされる)のとないのとでは生きる張り合いが違います。

 

障害があるからとか、高齢だからとかで自分で出来ることを取り上げたり、役割を取り上げたりすれば、「早くお迎えが来ないかな」とその日がくるのを待つようになるでしょう。

 

私の母はよく言っていました。

「立ってる者は親でも使え」

 

次回私のブログは6/18です。

 

 


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