言っといて!言うときます!
2013年7月06日(土)
私は、日々、ふらふらと、
おおはら雅の郷と、博寿苑と、京都大原記念病院を行ったり来たりしています。
利用者さんの中には、
京都大原記念病院を退院後、老健に入所された方もいらっしゃいます。
博寿苑は病院と廊下続きですから、病院のスタッフとも出会います。
しかし、おおはら雅の郷は近いとはいえ、別の場所にありますので、
同じグループの施設ですが、病院のスタッフと出会うことは、まあありません。
ですので、私があっちもこっちも行っているというと
「リハビリの○○さんは元気か?」「リハビリの○○さんによろしく言っといて」などと言われることもあります。
退院後も病院のスタッフを覚えてもらえている。
そして、好意的に気にしてもらえている。
それは、とってもうれしいことです。
ですので、またふらふらと病院に立ち寄って、その○○さんに伝えます。
すると、やっぱりそのスタッフもとってもうれしそうに笑顔で返してくれます。
私たちにとって、自分が良かれと思ってしてきたことが、良かったといわれる事ほどうれしいものはありません。
でも、そんな機会はあまりありません。
ですから、こういう言葉は預かったら互いにちゃんと伝え合います。
リハビリは言うても、しんどいことや、痛いこと、めんどくさいことをすることがあったりします。
あるどころか、そんなことばかりだったりもします。リハビリ中は嫌がられることもあります。
それでも、退院後に好意を持ってもらえるのは、そのスタッフもその利用者さんも、
互いに協力して頑張ったからだと思います。
今日も、みんな病院で頑張っています。
スタッフも、患者さんも、笑顔で会話してもいますが、一緒に頑張っています。
退院してからも、頑張っていたときを少し思い出してもらえると、うれしいなあ。
チームの一員になろう
2013年6月30日(日)
事実に基づいていても、其れは真実ですか?
よく、この記事は○○新聞と○○新聞では反対の立場で書いてあると言われたりします。
これは、おそらく、同じ事実を元に記事を書いても、書く立場が違えば違ってくるということなのでしょう。
事実に基づいているから必ずしも「真実」ということでもないのでしょうね。
同じことが医療や福祉の現場でももちろんあります。
同じ患者さんの行動を見たとしても、
ご家族や別の職種の方は、自分が解釈したこと感じたことと、ちがう解釈をし、違うことを感じています。
それは、やはり立場の違いでしょう。
立場が違えば違う。だからそんなものだ。で、終わるわけにはいきません。
違うからこそ、違う立場の人が集まって、カンファレンスや相談をすることで、
視野が広がり、新たな対策が見つかったりします。
一つの事実があったとして、其れを自分が解釈したとして、
その結果、事実を理解できたかどうかは分かりません。
でも、様々な立場の人と事実を共有すれば、事実の解釈は増えて、
その事実への対策は新たな道を見つけるかもしれません。
どんなことでも、ものは言いよう考えようです。
あなたの考えが真実に、より近いとは限りませんよ。
あなたの反対の立場の人が、より近いかもしれません。
立場が違う人が集まって仕事するときに、大事なことは、
誰の解釈を採用されるかではありません。
新しい道が見つけられるかどうかです。
チームアプローチは、違う意見を受け入れながら模索し、新しい道を見つけながら進めるアプローチです。
意見が違う人をのけ者にする人にチームアプローチはできません。
自分の意見を押し付ける人にチームアプローチはできません。
でも、人の意見に流されるだけの人にもチームアプローチはできません。
私はそう思います。
だから、
学生さんは、いろんな人がいろんな考えを持って仕事していることを、
そして自分が思う解釈と違う解釈を受容して、その上で何かを発見して、先に進める練習をしておいてください。
こういうことは臨床実習中に少しでも培って欲しいと思います。
意外と実習生のほうが、スタッフも気を使ってくれるし、いろんな人と話をしやすいと思います。
そして、自分がチームの一員となったときに、戸惑わず、視野を広げ、新しい道を見つけてください。
就職すれば、待ったなしでチームの一員ですから。
食わず嫌い
2013年6月25日(火)
私の足には時々痛む二つの古傷があります。
こんな風にいうと何かまだ格好がつくのですが、じつは…
ひとつは、小学生のころに体育館の舞台下にあるパイプ椅子を収納する大きな引き出しに、
片づけをしていて、自分の足をひいてしまいました。
もうひとつは、これも小学生のころにシーソーで足を挟んでしまいました。
なんともどんくさいことで、
この古傷らは、いまも現役で痛みを出します。
おかげで、ときおりひょっこひょっこと歩いています。
シーソーの方は、寒い季節になると少し痛む時があるぐらいですが、
体育館の方は、年々痛みやすくなってきたようで、最近は靴選びが難しく、
ほとんど、痛みが出ない靴というのがありません…困ったことです。
ですので、仕事中は比較的大き目の靴を履いています。ちょっとブカブカです。
そして、普段それでは動きにくいので、地下足袋を履いています。
地下足袋も今は普段履き用にお洒落なものもありますので、ひとつの選択肢になりえました。
まあ、明らかに足袋の形ですので、そこは変わりませんが。
しかし、これがまた、コンクリートはともかく、土の地面の上を歩くと気持ちがいいんです。
※余談ですが、地下足袋をリハビリの訓練用に使う方もいます。
もちろん足の変形などでしたら、オーダーメイドの靴を作るのも一つです。
私も考えましたが、足の形はそれほど変形していないので、
私は地下足袋を選んで使っています。
靴ひとつをとっても、いろいろな種類があります。
もちろん、人と少し違うものを選択することに抵抗があるとも思いますが、
ちょっとそこを乗り越えると、楽な生活を再度手に入れることができたりします。
靴に限らず、車椅子や杖、福祉用具や便利道具、介護サービスも
「食わず嫌い」の前に、ちょっと勇気をもって、○○を使って外に出てみませんか?
使い始めると、「新たな発見」意外と良い事もありますよ。
自分ならどう?
2013年6月19日(水)
今でこそ介護用品もたくさん市販され、手作りしなくても
ある程度、物がそろう時代です。
普及したおかげで値段も気づくと下がっていたりします。
昔は、スプーンを万力使って曲げたり、まな板に釘を打ったり、
木を削ったり、クッションをカットしたり、工作したりしたものです。
決して上手に作れるわけではありませんが、
できないことを少しでも、できるようにするために作りました。
その中で、工夫したり、失敗したり、色々毎日微調整したり、時には壊れて修理に病棟から呼び出されたりしていました。
そうしているうちに、なぜか体の動きも勉強できたりしました。
専用品を作るのは、その人を思い出し、考え、作るからですかね。
今は物がある時代ですが、自分ならどう作るかを考えるだけでも、
ある物に頼るより、断然患者さんの体の動きを勉強できると思います。
そして、チャンスがあれば患者さんのために、オンリーワンの専用品を作って欲しい!
作業療法士を目指すなら、「自分ならどう作るか?」
実習中にいろいろ考えてみてはいかがですか?
もちろん、就職してからもね。
熱風が…
2013年5月23日(木)
最近熱くなってきたので、久しぶりに車のエアコンで冷房をつけました。
なんと、出てくるのは熱風ばかり...。
何で、熱風かとおもいきや、外の空気が吹き出し口から出ているだけになっているようです。
これでは、使い物になりません。
窓を開けて、後は汗が流れるままに我慢となりました。
乗り物に限らず、福祉用具も、杖も、車椅子も、トレーニング用品も、…
しばらくぶりに使う道具は、こんなことが起きます。
最近使っていなかった道具を使うとき、誰かから譲り受けた道具を始めて使うときは気をつけてください。
整備不良とは言わなくても、物によってはしばらく置いているだけで消耗するものもありますし、見えないところが劣化していたり、腐食していることがあります。
使う必要がある前に事前点検が大事ですね。
「転ばぬ先の杖」
でも、最近使っていなかったなら、その杖にも事前点検が必要かも知れませんね。
決めつけ?
2013年5月18日(土)
去年から、家族でキャンプに行くようになり、
キャンプ場で子供達の様子を見ていて思うことは、
息子は、ハイテンションで遊んでいます。その様子を見て娘は遊んでいます。
でも、あまり普段と変わらない気もします。
最初は、キャンプ場では子供はどんな反応するのか?テントで過ごせるのか?夜泣きしないか?etc…。
そんなこと心配していましたが、心配いらなかったですね。
いつも通りですし、いつも以上に遊びまわって、夜はバタンキュウって朝まで寝ています。
子供は親がリラックスしていれば、安心していつも通り過ごすんでしょうね。
環境が変わると危惧しますが、案ずるより産むが易しってことでしょうか。
リハビリしていて、私たちはできないことや失敗することを避けようとするので、
失敗しそうなことにはつい避けて違う方法を考えがちです。
でも、それが過剰になると、何もすることができなくなります。
大げさにいえば、立って歩く人で、こける可能性のない人なんていませんから。
やっぱり、避けすぎず、トライして行くことが必要ですね。
自分の評価は、常に未来を確定させるものではありませんね。ただの参考にしかなりません。
未来を自分の評価で安全に配慮するアドバイスはしても、未来を閉ざさないようにしようって思いました。
自分が見ている側面は相手の過去の一部だけですからね。
おぉぉっ!!
2013年5月13日(月)
ブログ見れますね…。
いや見れるなら、それにこした事はないですが、あしたもこのページちゃんと存在するんでしょうか。
京都大原記念病院グループのホームページは一部ですけど何とかリニューアルできました。
一応フロントページにこのブログのリンクが貼ってあるので、大丈夫なんじゃないのかなぁと期待していますが、どうだろう(05/13 14:00現在確認中)。
このままリンクが生きたままなら、次回私のブログは5/19の予定なんですが、さてどうなるんだろう。
とりあえずリニューアルされたグループのホームページをご覧ください(一部表記に見苦しい点もありますが・・・ついに曝された私の素顔とか)。
休業のお知らせ
2013年5月12日(日)
皆様、クール・ビズの時期となりました。
そうなりますと、ご自宅では衣替えに大忙しかと思います。
※連休が済んでホッとした所ではありますが。
入院されています利用者の家族の方々も、この休みを使って新しい着替えをお持ちになられます。
入院されておられる家族は、日頃の仕事に加えて新たな仕事がプラスαとなり・・・・。
※家族が元気で健康である事=当たり前である事から、
当たり前にならない、ならなくなった時ほど本人も家族も大きな苦痛となります。
その様に思うと、何とも言いがたい気持ちになります。※ご苦労様です。
さて皆様、お願いがございます。
私共のブログも巷に倣って衣替えをさせて頂き等ございます。
ご支持頂いております皆々様には大変申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力の程よろしくお願い致します。
休業期間:5月13日(月)~5月31日(金)
※早ければ5月末にはブログ開始となるかも。
再びブログ開始となりましたら、読んで頂ければと思っております。
しばらくの間、
このツケは誰が?
2013年4月11日(木)
大原の郷でも桜が見頃ですが、今日ホンのちょっとだけ目を山の上の方に転じたら、うっすらと雪が…。
ここに来て30年近くなりますが、4月中旬に入ってこの寒さは珍しいかな。
一昨日養成校の先生と話しました。よくある話ですが、その学校でも今年国家試験に落ちた学生の親が怒鳴り込んできたそうです。
教え方が悪いってことなんでしょうけど。
私見ですが、国家試験に通る通らないは、学校の教育の仕方とあまり関係ないように思います。本人がどれだけ集中してやったかどうかだけでしょう。
3月になって、当院では国家試験終了後も就職希望の学生が何人か採用試験を受験しました。国家試験後ですから、結果はまだ不明としても自己採点上は大丈夫という学生が応募してくるわけです。そんな(国家試験は)大丈夫だろうという学生の中には、アルファベットが書けない(本来QOLと書くべきところをどう読んでもθOLとしか読めない字を書いていました)、日常使う専門用語が書けない、意味が理解できないという者がいました。
筆記試験の後、面接時に国家試験の自己採点の結果を聞くと、余裕で合格圏内でした(言うまでもないことですが、その彼にはお引取り願いました)。
つまりはどれだけ基礎学力が低かろうが、国家試験問題レベルの知識を溜め込めば合格できるわけです。
覚えれば良いだけの話ですから、学校の教え方なんか関係ないわけです。 (さらに…)
マシントレーニングって?
2013年3月13日(水)
リハビリには色んな形があります。
その中の一つがマシンを使ったトレーニングですね。
マシントレーニングは、若い方からご高齢の方までしています。
ただ、一口にマシントレーニングといっても効能や使い方はいろいろです。
同じようにしているように見えても、
ある人は、筋力を強めるためにしています。
ある人は、持久力を高めるためにしています。
ある人は、速く動くためにしています。
ある人は、体の動きを滑らかにするためにしています。
ある人は、ダイエットのためにしています。
ある人は、ストレス発散のためにしています。
ある人は、、、、と、色んな方が、いろいろな目的で行なっています。
そして、その目的に合う使い方や、セッティングをしています。
同じマシンを使っていても、目的が違うと使い方が違ってきます。
だから、マシントレーニングは難しいこととか、激しい運動って訳ではありません。
そういうトレーニングもできますし、違うトレーニングもたくさんあります。
最近は介護保険の施設などでもマシンが導入されていることが多いです。
マシンで無いと出来ない事もありますが、マシンでなくてもできることもあります。
色んなリハビリの一つとして、せっかくあるものは使って、健康の助けにしてはいかがでしょう。
ただ、使うときは、くれぐれもトレーナーやスタッフの指導に従って安全にお使いください。
なんせ、設定や使い方が違うと効能が自分に合うかどうか分かりませんし、
逆に体に負担をかけ過ぎてしまうと本末転倒ですからね。
どのマシンも意外と乗り降りしにくいですから、
無理せず人の手を借りてください。