京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

遠藤

作業療法士になる皆さんへ

2013年3月09日(土)

国家試験も終わり、試験勉強にかまけて、就職先が決まっていない人は、大慌てですね。
でも、作業療法士は有資格者が少ないので、
作業療法士を募集中の施設や病院は、実は探せばまだあります(当院もですが…)。
募集をしていても、それぞれの施設や病院での新人研修は、3月後半には始まります。
新人研修に乗り遅れないためには、急がないといけません。

 

社会人としての門出です。
急く気持ちも分かりますが、ちゃんと選んで下さいね。
自分でちゃんと選ばないと後で後悔します。

 

理学療法や言語療法に比べても、

作業療法なんて、学校に行くまでに定まったイメージを持っていた人なんてほとんど居ないと思います。
学校を卒業する今の時点でも、良く分からないって思っている人は少なくないと思います。そんな形の定まらない、仕事の範疇も広く、良くも悪くも貴方しだいの職業です。
同じ資格を持ったから、みんなが同じ仕事をするわけではありません。
同じ患者さんを前にしたら、みんなが同じ事をするわけではありません。
貴方が作る作業療法士が、これから一人生まれるのです。

人に薦められて、流されて、学校を選んだ人も居るかも知れませんが、これからはそうもいきません。

 

貴方が、貴方らしい作業療法士を作れる所、ちゃんと見つけましたか?
急いでいても、ちゃんと自分で選んでくださいね。

そんなこと

橋本

かれこれ

2013年3月02日(土)

1週間を超えてしまいました。
先週の金曜日からずっと風邪です。
土日をおとなしく過ごしていたにもかかわらず、全く改善の兆しも見えなかったので(どちらかと言うと悪化した)、インフルエンザを疑いましたが、検査の結果は陰性。
ただの風邪でここまで引っ張るとは…。
ここ2〜3年はあまり風邪を引く事もなく(昨年出張中にありましたが)、久しぶりにしっかり(?)引いてみたら、治りの悪い事悪い事。

 

これも衰えの結果なんでしょうけど、ショックですねぇ。
20代の頃は、風邪なんか一晩も寝てりゃ治ってたのに。

 

これがさらに20年もすると一回の風邪で寝たきりになるリスクも大きくなるんでしょうね。

暦の上では3月ですがまだまだ寒い日が続きます。皆様お体を大切に。

次回私のブログは3/4です。

そんなこと

土井

経験と知識+α

2013年2月26日(火)

先週、京都では、積もらないまでも雪が舞うことが多くありました。

積雪は多くないのですが、1月2月で雪が舞う日はそれなりにあったように思います。

 

最近、新しい診療所の準備に関わっていることで、

(名称は御所南リハビリテーションクリニックで、京都御所や京都地裁の近くです)

いろんな備品や設備の業者が病院まで来られて、打ち合わせする機会が多くあります。

何十年も前から京都におられる人では、大原という京都市で雪がとても積もるところ・・・

というイメージを持たれている人が多く、

京都は寒く、雪化粧する・・・という全国的にイメージがあるためか、

ちょっとでも、雪が舞うと心配されることが多くあります。

でも、

もう何年も京都に住み、この病院で勤務している私からすると、

この雪は積もらんやろな・・・とか、積もるよりも夜は凍るかな・・・とか、

普通に帰る時間ぐらいまでは大丈夫やな・・・ということがなんとなくなくわかります。

なので、

深夜や早朝に、路面に雪がうっすら覆われることはあっても、

日中に積もることなんて年に何度もないし、その頻度は中心部と変わらないから

今日の雪では、日中はそんなに心配しなくても大丈夫・・・と答えるのですが、

宙を舞う雪が多く感じると、不安に思わずにいられないようです。

ちなみに、勤務するスタッフは、

雪が降る日は、日が暮れると”道路が凍る”から遅くならないように注意しています。

それにしても、積もるときの雪と、積もらない時の雪では雰囲気が違います。

何が・・・といわれると、説明はできないのですが、たしかに違います。

これが、経験・・・というところで身に付けた能力ですね。

 

話は変わって、私が子供のころ、

夏休みの旅行と言えば、周りは「ディズニーランドや南の島に行く」が多かったけど、

夏といえば登山、という家庭に育ちました。

そのせいもあってか、学生の時にワンダーフォーゲルをしていた時期がありました。

そして、山では、天気を知ることが大事というか生死の境目ということで、

天気のことを学ぶ環境が自然とありました。

学生時代、隣県の通い慣れた低い山、TVの天気予報が「晴れ時々曇」という状況で、

経験的に天気は大丈夫だし、行動時間が短いからと、天気図などの作業をせず、

緊急時を想定したトレーニングと称して、軽装で山に入ったことがありました。

このとき、天気が急変し、ほぼ遭難・・・という状況を経験し、

あと、1時間下山の判断が遅ければ、危うくニュース・新聞沙汰・・・でした。

後日、天気の情報を振り返って調べると、そもそも危なかったことも分かりました。

これは、知識・・・がないと危ないという体験になりましたし、

決めたことを守るよりも、周りの状況により随時判断することの大事さを知りました。

そんなこんなで、

どこに出かけるにも、出かけるときには天気予報や経験だけに頼らず、

天気図や気象情報を自分で集めて、天気を判断するという癖がつきました。

自分で予報した天気は、(意外にも)大幅に予想が外れることは殆どなく、

天気が急変しても、早めに気付いて、冷静に対応できることが多くあります。

 

「経験と知識+状況対応力」を、山の天気で教わりましたが、

それはリハビリの仕事でも、同じだなぁと感じることが度々あります。

きっと、どんなことにも大事なことなのかもしれませんね。

そんなこと

遠藤

コッソリでも赤裸々でも

2013年2月17日(日)

私達の脳は、たくさんの機能の中枢です。
ですので、脳に障害が起きると、
話すこと、見ること、聞くこと、考えること、
覚えること、感じること、身体を動かすこと…様々な障害が表れます。

 

そして、それらが単一で強く出ることもあれば、
複合して様々な症状を示すこともあります。
たとえば同じ脳梗塞という病名でも症状が同じではありません。
そして、障害によっては、性格まで変わってしまいます。

 

そして、日にちが過ぎればすっきり治るってものでもありません。
どんな状態なのか?どんな症状なのか?どんな生活ができるのか?
だから、今はどんなリハビリが必要なのか?って考えます。
全部一人一人にあわせて違うことを考えます。

 

そんな私達は、
立ち入ったことまでお尋ねしていると思います。
そもそも、トイレやお風呂の練習までしたりしますし、
普通の会話で「どうやってトイレしている?」なんて会話しないですよね。
づかづかと皆さんのプライベートな空間に、完全にお邪魔しています。

 

でも、プライベートが分からないと、
個人に合わせたリハビリプランが立ちません。

 

車椅子一つでも、数万円の物から100万円を超える物まで売られています。
住宅改修なんて青天井です。
身体に合うかどうかだけでなく、経済的な面も福祉用具などの選択には関わってきます。

 

一人一人違う症状、状態、だからこそ、これからどうするか、
プラーベートな状態についてもコッソリでも赤裸々でも良いですから、
今後のために話し合わせてくださいね。

そんなこと

橋本

トムの気持ち

2013年2月16日(土)

写真

 

いきなりで失礼しました。

昨夜知人と飲んでいて、最近のブログは手抜きではないかとご指摘を受けました。

確かに忙しかったり、気分が乗らなかったりで文章短めだったのは否定できません。

今日もいまいち気持ちが高揚せず、絵の通りです。

 

先ほどまで窓の外は雪が舞っていましたが、皆様のところはいかがでしょうか。

 

次回私のブログは2/21です(次回はちゃんと書きます!!)

 

 

 

 

そんなこと

橋本

習慣

2013年2月11日(月)

今日は建国記念の日です。
高齢の方には、祝日を「旗日」という人もまだいらっしゃるのではないですかね。

 

「旗日」は文字通り国旗を掲げる日で祝日を意味していますが、最近は国旗を掲げる家というのもみかけませんね。ちょっとそこいらを散歩して見ましたが、国旗を掲げている家は皆無でした。

そもそも近辺で国旗を売っているのかと聞かれると、どこで売っているのかさえ思い当たりません。昔日、祖母が国旗を掲げているのを見ながら、その旗はどうしたのかと聞くと、「セールスマンが売りにきた」そうです。

 

習慣も移ろいゆくものですね。

 

次回私のブログは2/16です。

そんなこと

橋本

板地蔵さん

2013年2月01日(金)

京都大原記念病院のリハビリテーションセンターに職員用のロッカーがあります。その側面に出張先で買ってきた札をかけました。その板には

 

 板地蔵さんのひとりごと!

真剣だと知恵が出る

中途はんぱだと

ぐちがでる

いいかげんだと

言い訳ばかり

 

と書いてあります。

自戒します!

 

次回私のブログは2/5です。

そんなこと

橋本

私が言いたいのは…。

2013年1月29日(火)

連日寒い日が続きますね。

先週の土曜日でしたか、私の自宅近辺も随分と寒い朝でした。
洗濯物を干し終えた嫁さんが「あんたのパンツ、干したら凍ったで」。
私のパンツが凍るのは一向に構いませんが、何故「私のパンツ」なんでしょうか。
凍ったのは妻のパンツも息子のパンツも、いやいや誰のであってもシャツやタオルや靴下も同じように凍っていたはずです。説教臭い話が嫌いな人はここまで。 (さらに…)

そんなこと

橋本

失われていくもの

2013年1月21日(月)

一昨日、大津市の小中学生の書初め展へ行ってきました。

若さゆえでしょうか、彼らの柔軟な頭に大変感心しました。

大人だったらこうは書かないだろうなという書き方なんです。面白かったので写真にとって、文字だけ抜き取りました(個人名が入っていたので)。

 

1番目は会場に入るなり目に入った作品です。「び」が大きく書かれ、本当に蛇のような感じが出ています。

2番目はなぜ「へび」ではなく「えび」なのか、蛇を海老と勘違いしていたのか、その不思議な言葉選びを面白く感じました。

もしかしたら「へび」を「えび」と訛る子供だったのか(遠藤周作のエッセイに老人の言う蛇を海老と聞き間違えて悪食させられる話があります)。

いずれにしろ「び」は蛇のようですね。

3番目は提出用の紙が縦長だったためか、「み」を思いっきり縦長にして蛇を表現しようとしたのでしょうか。

へびえびみ

いずれにしても頭が固い大人ではなかなかこうはいきません。

どんな言葉を書くかも、「えび」でお分りのように自由に選択できるようですが、大抵は干支や新年にふさわしい言葉、一年の計にふさわしい熟語などが選ばれるようです(中学生は四字熟語が多かったです)。

中学生の作品で一つ「新快速」というのがありました。作品それぞれに解説があるわけでもなく、何故「新快速」なのか、何故「準急」や「各駅停車」では駄目なのか。そもそも何故書初めにその言葉を選んだのか不明です。

 

彼らにはまだこうあるべきや、こうでなければならないや、習慣、慣習というものが完全に備わっていない。それらは大事なことでもあるわけですが、これからの問題解決においては、それらより柔軟な発想こそが役に立つ事が多い事も事実です。

悲しいかな、高等教育に至るまでの義務教育や環境がその貴重な能力を損なっているようです。

 

次回私のブログは1/25です。

そんなこと

橋本

ブログ1周年となりました。

2013年1月11日(金)

スタート当初は大丈夫かいなと思っていましたが、思いのほかネタに困る事も無く、穴をあける事もさほど無く、1年走り切ることができました。

月並みですけど1年って早いですね。

私事ですが、先日の日曜日には息子が10歳の誕生日を迎えました。1年でなく10年を数えたとしても、早かったなと言う印象です。

 

時の経過をたどる時、子供は飽きっぽく、年寄りは気が長いなどと言いますが、これを心理的相対時差と言うそうです。

全人生に占める1年の割合は年齢によって違うわけですから、例えば1歳の子供にとっての全人生における1年の割合とは1(年)/1(年)=100%ですが、100歳のお年寄りにとって全人生における1年の割合は1(年)/100(年)=1%ですから、土台感じ方が違って当たり前と言うわけです。

 

(まぁそれとは別に楽しい時間は過ぎ去るのが早いとも言いますね。惚れた相手といる時間は流れるのが早いんじゃないですか、皆さん)

 

私にとってこれからの1年は1/50=2%です。感じ方はどうあれ、1年は1年。貴重な時間に違いはありませんから、大事にしなきゃなと思います。

 

大事な時間ですから、何事にも効率が求められるのは仕方ないなと思いますが、この1年間あちこちに出張して感じたのは、人付き合いに効率ってないなということです。仕事ですから結果を求められるのは当然ですが、人付き合いでいつも結果ばかりを念頭においていたら、良好な人間関係を築くのは難しいですし、結局良い結果も得られないでしょう。

 

これからの1年、私の仕事においては外部の方々とどれだけ良い人間関係が築けるかが大事と考えています(実は今日も日帰りで出張中です)。

 

次回私のブログは1/15です。


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