京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

橋本

リハビリする気持ち

2012年1月15日(日)

今日車内で聞いていたラジオに、物まねタレントの原口あきまささんがゲスト出演していました。

原口家では家庭内ルールというものは争いの種になるので、存在しないそうです。何故ならルー

ルを作り、ルールに違反するから腹が立つ。だからルールは作らない。

その代り原口家のモットーは「一日一笑」だそうです。どんな時でも一日一回は笑おうという事ら

しいです。

既にご承知の方も多い事と思いますが、笑いは健康にも効果があると医学的説もあるそうですし、

患者さんの笑いを取ろうとする医師も実際にいると聞きます。

医学的に、科学的にどうのこうの言わずとも、破顔一笑、呵々大笑、抱腹絶倒それだけでどれほ

ど元気がわくことか。

ある日突然病を得、障害を抱え込むという事は、我が身に起こらずとも、周囲を見渡せば余りにも

日常的な出来事ですが、やはり悲劇でしょう。そういう不幸に見舞われながら、リハビリに取り組み、

障害を克服する等という事はなかなかに大変な事でしょう。

そういう大変な時期ではありながら、リハビリテーションは「元気をだして」「前向きに」取り組まなけ

れば成果を得難いものです。ある意味無茶苦茶です。

それどころじゃないのに元気を出さなければなりませんし、前向きに考えなければならないんです

から。そんな時に「笑い」です。理屈抜きです。誰しも大口開けて笑えば、憂さを忘れ、心が軽くな

り、元気が出てきます。何も患者さん自身が笑わなければならないというものでもないでしょう。

嫌味のない笑いは、その場にいる全ての人を和ませ、元気付けるものでしょう。

元気がなければやる気は出ません。やる気がない人には笑顔はありません。

患者さん自身に直接笑顔を求めていくのは、それこそ無茶振りかもしれないけれど、少なくとも家族

さんや我々医療人が深刻ぶっていたら、患者さんから笑顔は引き出せないでしょう。

 

「一日一笑」心掛けたいです。

 

 

 


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