京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

土井

赤ちゃんの成長

2012年2月29日(水)

私事ですが、先日、第3子が産まれました。

子供の成長は、全ての親にとっていろんなものを与えてくれます。

特に、赤ちゃんの成長は感動してばかりですね。

 

また、私自身にとっては、

さらに学ぶことが多い機会でもあると感じています。

いままで、

第1子、第2子の成長の様子を身近に見ていて、

リハビリテーションの仕事に繋がるいろいろな発見があり、

座学や研修などでは手に入らない「気付き」や「理解」がありました。

試行錯誤していたり、あきらめたり、いきなり出来るようになったり・・・

日々さまざまな変化があり、その姿から学ぶことがあります。

 

たとえば、

何かをするとき、

我々にとって「簡単なやり方」と「難しいやり方」単純に思うことがあって、

そんなやり方では・・・・なんて見ていたりしますが、

赤ちゃんにとって、実は逆だったというようなことがよくあります。

試しに、

私が片麻痺治療中だった時期にやってみましたが、

「赤ちゃんが正しい!」 と思うことがいっぱいありました。

私の関わった患者様でもそういう風に言っておられることも多くありました。

 

我々は、赤ちゃんの頃から、

さまざまな試行錯誤をし、いろんな能力を身に付けて、

さらに高いレベルの能力を身に付けるという風に成長しています。

つまり、

我々が、簡単だと思う方法は、

高度な能力の習得があることで、成り立っていることが多くあります。

老若男女問わず、出来ないことに取り組むときには、

いきなり高度でスマートな方法を習得することはとっても難しいことです。

赤ちゃんのように、

簡単なことを一つずつ試行錯誤して身に付け、少しずつ難しくしていくことで、

ちょっとでも成長することが出来れば、今より出来ることも少しずつ増えていくのです。

千里の道も一歩から

急がばまわる気持ちで取り組むほうが結果が良いと思います。

 

新たに一から成長していく姿を見つめることができる機会に恵まれ、

いろいろな体験や発見が出来ることをとても楽しみにしています。

こんなこと

岩崎

声が出ない

2012年2月28日(火)

お話大好きの私。

なんと声が出ない。体も頭も元気、喉が痛いわけでもなく、ただ声が出せない。

朝起きて何か喉に違和感はあったものの痛みがないから気にも留めず。

『おはよう』と挨拶した時、声がない。あれ?

大きな声を出そうとしても、空気がただただ漏れていくだけで音にもならない。

顔を見ながら会話をする時はジェスチャーで何とか乗り切れるが、電話となるとジェスチャーは通用しない。

声を振絞り話をするが、言葉にならない、伝えきれない、いつもより疲れる。

 

つらい。

                          つらい。

        つらい。

 

この時ほど電話文明が疎ましく思える。

であればコミュニケーション手段はトーキングエイド? メール? iPad? 

どれもこれも一長一短でコミュニケーション負担+その手段と選択を考える事で脳へにストレスをかける。

いつもの事がいつもの様に言えない、伝わらない。

しまった、

こんな事であれば機械が苦手で避けて通ってきた事を後悔しました。

言語の障害を持たれている方の気持ち・その負担・その苛立ちと腹立たちさ、少しは分かる様な気がします。

障害を受容することは難しい事かもしれません。

しかしながら、今からでもいくつかのコミュニケーション手段や方法を多く身につける事は良いのかもしれません。

機械は苦手と言わずに取り組んでみる事も大事です。

そんなこと

土井

印象に残る言葉①

2012年2月28日(火)

私が若かりし頃に通っていた高校では、

年に1〜2回、特別授業がありました。

それは、

学校から徒歩10分以内のところにある市民会館で、

演劇やミュージカル、講演などを聞くという授業でした。

といっても、

高校生の私には説教くさいと感じるような内容ばかりで、ほとんど覚えていません。

そんなさほど興味が無かった特別授業の中で、

強く印象に残っているフレーズがあります。

 

あるとき、

交通事故かなにかが原因で障がいのある方が講演に来られました。

(すみません。高校生の時なので記憶が定かでありません)

その方は、

冒頭の挨拶としてこんなことを言っておられました。

「こんにちは!私は○○です。」

「ここから皆さんを見ると、私と同じように障害を持った人が1/3以上いますね。」

・・・!?

「何を言っているの?とみんな思っていますよね」

「でも、眼鏡やコンタクトをしている皆さんは、私と同じ障がい者です」

「皆さんは、眼鏡を使わないとちゃんと見ることが出来ない、

私は、この車いすが無いと動き回ることが出来ない、同じですよね」

「要は、自分の身体では出来ないことがあって、これを障がいといいいますが、

それを道具でなんとかしている、ただそれだけなんです」

「障がい者を、外国人や宇宙人のように遠い存在だと思っている人も多いようですが、

みなさんにとって、とっても身近なことなんです・・・」

 

「メガネやコンタクトの人は障がい者」

頭に「ガツン」と響き、

今までの考え方をひたすら反省したこと、今でもよく思い出されます。

 

バリアフリーやユニバーサルデザインなど少しずつ住みやすい環境に進んでいますが、

心や行動では、まだまだ見直す必要があるように思います。

障がい者という言葉で特別扱いするのではなく、

メガネやコンタクト、杖、そして車いすが生活に必要な人として

身近なところから考えてみませんか?

そんなこと

橋本

ありがとうございます!!

2012年2月27日(月)

このブログをスタートしたのが今年の1/11です。このページにはアクセスカウンタがないので、ブログの反響ってどうなんだろう、どれくらいのアクセスがあったんだろうかと先日話題になりました。ほとんど宣伝もしていませんでしたから(先週土曜日に全国の養成校の先生向けに求人票を送るのと、一緒にブログの紹介もしたので今は違いますが)、せいぜい1000もあれば良いんじゃないかと。

実際は1/11~2/22までの40日間足らずで6000を超えていました。思いのほか多い数字に驚いた次第です。

 

しかも今日は関東にお住まいの方から、ブログスタート時に紹介した当グループ発行の小冊子「リハビリの寺子屋」を読んでみたいとお電話いただきました!!

早速郵送の手続きをとりました。今しばらくお待ちください。

ネット時代ならではとは言え、遠く関東の方に興味を持たれ読まれていたとは、感激です。日頃スタッフの若い連中なんて私の話なんか右から左に突き抜けてますからねぇ(涙)。

 

うれしかったので、今日書いた原稿を差し替えました。今日お見せする予定だったブログはまた後日。

 

追記:今夜から京都府民リハビリテーション啓発支援事業のため、雪が多い京丹後市へ旅立ちます。機会があればご紹介します。

そんなこと

高岡

国家試験

2012年2月26日(日)

今日、2月26日は理学療法士、作業療法士の国家試験。

各養成校の学生さん、リトライ組の皆さんは今日のためにこの一年頑張ってきています。

その昔、私が学生だった時も12月に臨床実習が終わってから、休む間なく朝から晩まで自分の苦手科目や過去問に取り組んでいました(時々仲間と行くカラオケが最大のストレス解消でした!!)。

その甲斐あってか、何とか合格する事ができ理学療法士として働いています。

 

合格発表は3月30日!
この日を境に合格した人、惜しくも合格できなかった人の次の一年は変わってしまいます。
しかし、どんな資格もそうであるように、国家試験に合格したら一人前の職人(専門職)になれるわけではなく、国家試験合格したことで、やっとスタートラインに立てたにすぎません。

 

多くの合格者は病院や福祉施設に就職して働くことになりますが、これからが大変です!

 

学校の授業や臨床実習では教わらなかったこと、授業では習ったけど経験したことがないことだらけ。それに就職し、社会人として働くということ、当たり前の事を当たり前にしていく事の難しさを知ることになると思います。

 

でも、この仕事は楽しいです。楽しくなければ、何十年も続きません。

せっかく取った資格を名前だけにするかしないかも本人次第です!

 

今日、試験を受けている皆さん!スタートラインに立てるよう願ってます!!

 

頑張って!  

そんなこと

遠藤

チームアプローチって、難しい?

2012年2月25日(土)

チームアプローチって言葉をよく耳にします。

協働、協業って言葉、連携、情報共有って言葉もよく耳にします。

 

これって特別大事みたいに話されますが、

何でいまさらって思いません?

仕事していて、良い仕事するには、当たり前のことですよね。

 

専門職ってプライドが邪魔なんでしょうか?

わざわざこれに取り組むんですよね。

 

でも、プライバシーに関わる情報やそこにまつわる治療をするから、なおさら連携をどこまで取って良いのか、守秘義務もあるし、情報漏えいって言葉もある。

 

専門職しか知れないことですが、関わる多くの人が共有すればよりよいものを提供できるし、むやみに広めたり、だれかが悪用すれば迷惑がかかる。

 

だからこそどうすれば良いのか取り組むんでしょうね。

 

チームアプローチが大事だってのは、当院でもよく出てきます。

チームアプローチって難しいね。

 

 

一番の解決は、信頼できる仲間作りかな。

 

信頼できれば、共有できる情報も増えて行くのかもしれませんね。

 

仕事で信頼されないと連携してもらえないよね。

 

 

「信頼される働き」でっきるかなぁー?

こんなこと

高岡

ひな祭り

2012年2月24日(金)

一週間後の3月3日はひな祭りですね~。

わが家でもひな人形を飾りました(といっても主人が飾りましたが・・・)。

12歳になる娘が小さかった頃はお友達と一緒にひな祭りをしていました。しかし、子どもの成長と共に飾られたおひな様をゆっくり見ることもなく、わが家では親だけが子どもの成長と季節を感じることが多くなっています。

季節の行事としておひな様を飾っていますが、本来は子どもの健やかな成長と幸せを願い、子どもに降りかかろうとする災厄を代わりに引き受ける災厄除けの守り神のようなもののようです。子どもがおひな様が飾られていることに気付かなくなっても(気付いてくれることを願いますが・・・)お嫁に行くまでは飾り続けたいなぁと思います。

 

 

☜わが家のおひな様。

 

今年は子ども達と一緒にひな祭りをお祝いしたいと思います。

そんなこと

遠藤

また、看護休暇

2012年2月24日(金)

先月、我が家の娘が、ウィルス性腸炎になり、

なぜか続いて息子がインフルエンザになって、

看護休暇を何日も妻と交代でとっていましたが、

今シーズンの、インフルエンザのイベントも我が家は終わったと、ホッとしておりました。

 

今度は、

娘がインフルエンザになりました。

再度、看護休暇です。

看護休暇は小さな子供が、2人いるので、年間10日ありますし、

妻と合わせて、20日あるのですが、

あっという間に使っちゃいますね。

 

一般企業だと男が看護休暇って取りにくいんでしょうが、

給与も出世も仕事も男女差がない職場だけに、こういうのは取りやすいですね。

 

さあ、娘の体温測ってみようっと

 

こんなこと

橋本

プロフェッショナル…(その2:あるいは「たられば」の話)

2012年2月23日(木)

皆さんも覚えがあると思うのですが、もう少し○○だったらとかもう少し○○してればとか、そう思ったことってあると思うんですよね。

それって結局三つの要素に集約されると思うんです。

 

一つ、お金

一つ、時間

一つ、人手

 

「もう少し予算があれば」、「もう少し期限が延ばせたら」、「あいつさえいたら」等など。なんか金さえあれば問題は一つに集約されるように錯覚しそうですが、無尽蔵につぎ込んでも明日癌の特効薬が出来るでもなく、そこにはどうしても「時間」が必要です。

 

ともかく、お金、時間、人手(人材)が事の成否を左右すると言えると思います。だから誰しも「…たら」「…れば」と考えるわけなんでしょう。

 

言い換えると、金かけて、時間かけて、手間暇かけたら良い結果が出るのは当たり前なんです。更に言うとそれだったら誰にでも出来るということです。

 

世の中、お金も、時間も、人手も無尽蔵にイケイケドンドンなんてありません。予算があり期日があり、参画者の制約があります。そういう制限の中で最大限良い結果(効率化とも言う)を出すのがプロフェッショナルと言うものでしょう。言うなれば、「たられば」は素人の嘆きなんです。

 

でもね、ついつい言っちまうんですよね。あともう少し…の時なんか特にねぇ。

こんなこと

岩崎

お掃除

2012年2月22日(水)

年末に大掃除をしたのですが、スタッフが利用する場所ですので2ケ月も経つとやはり汚れが目立ってきました。

そのため掃除機だけでは汚れは取れぬと思い、隅々まで掃除してみました。

消毒に水拭きに乾拭きにと・・・。

滝の様な汗と引き換えに、見る見る気持ち良いほどに汚れや臭いまでもが取れていきます。

その後の清々しさ。

なぜ、掃除をするのか?とお聞きされる事かと思います。

確かに清掃作業員の方々に任せる事も大事であると思いますが。

 

昔々、こんな事を教えて頂きました。

 

使う前より美しく。

 

 

 

 

使えは当然汚れます。いつかは掃除をしても汚れは取れなくなるかもしれません。

この言葉は目の前の汚れを言っているのではなく、その人の心の持ち方、内面までも汚れてはいけない。

だから常に利用する人の気持ちになって掃除をして見て下さいと。

 

人は 基本に立ち返る事は大事です。

職能人は、自分の道具は基より、使用する道具は必ず手入れをする。

それは自分の物であるから手入れをするだけでなく、そこから利用者が元気になっていく、喜んでいく、そんな姿を夢見て。

次のページへ »


ページトップ

カテゴリー

  • あんなこと
  • こんなこと
  • そんなこと
  • どんなこと
  • へんなこと

新着情報

カレンダー

2012年2月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
272829  

アーカイブ

タグ