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通信手段
2012年9月18日(火)
週刊誌の酒井順子さんのエッセイで「健さんはスマホを持っているか?」というのがありました。
「健さん」というのは、日本を代表する俳優「高倉健」さんのことです。
「不器用ですから」のイメージが強い「健さん」ですから、持ってたりしたらイメージダウンというより「意外!!」といった感じになるんでしょうね。
先週、先々週とNHKで「高倉健」の新作映画公開に合わせて特集を放送していましたが、NHKの取材からは「健さん」は携帯なんか持ってないんじゃないかと推測できました。なんでも都内には行きつけの理髪店に専用の部屋があり、毎日そこへ髪を整えに通っているとか。その部屋には個人事務所との連絡用にFAXまで備え付けられていました。
仕事以外のときは映画関係者の誰とも連絡を取ろうとしてないんでしょう。
齢81にしてなお身体頑健な「健さん」ならそれでもいいんでしょうけど、当院に入院している利用者さんに限って言えば、退院後の通信手段の確立は家族との同居、独居に限らず必須になってきます。
一人暮らしは勿論、家族と同居であっても自分自身でSOSの発信が出来ないようであれば、家族はおちおち買い物だけのちょっとの外出さえ出来ないということになりかねませんから。
最近退院後の通信手段にまったく頓着しない若いスタッフが多くて心配です。
ちなみに私が好きな「健さん」映画は「居酒屋兆二」、「あ、うん」、「冬の華」です。他にも好きな映画はあるんですけどね。3つあげるとしたらこうなります。
次回私のブログは明後日9/20です。
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運動開始
2012年9月07日(金)
そろそろ、運動開始。
夏の疲れも抜けないままではあるが、
子供の運動会に少しでも恥をかかない様にと、今から取り組んでいます。
まずは久しぶりに本格的なストレッチを致しました。
改めて思う事は。
日頃のツケ:体が硬いわ、筋肉の張りが強いわ、下手に力が入るため痛いわ。
その様な事ですので30分以上かけてストレッチ終了。
※それだけでも疲れてしまいました。
その後、トレーニング開始。
私の思う所によると順調よく行う予定でしたが、そんなはずもなく数回繰り返しては
休憩。
休憩後、直ちに運動開始しても、
またまた休憩。
いつまで休憩するのやら。
気が付けば休憩の時間の方が運動する時間よりも長くなってしまいました。
そして、最後にストレッチをして終了。
2~3日後には筋肉痛がお目見え致しました。
シップを貼るに目的場所の背中に手はとどかず四苦八苦。
記載したとおり、体が硬くなっておりますので更に貼りにくく、
目的場所までもう少し。
無理をして、あ、腕が『攣った』
少し時間を置いてから再度チャレンジ。
先程の痛みが脳裏をよぎります。
しかし、再チャレンジは成功致しました。
※先程で、十分ストレッチされたのでしょうか。
この様に、運動不足は時に身体のケアまでも不足の事態に陥ります。
皆様、夏の疲れは溜まっているかと思いますが、秋に向ってそろそろ体も切り替えていきましょう。
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文字と言葉が無かったら…
2012年8月31日(金)
まだ小さな子供たちと居ると、たくさん新しい発見をさせてくれます。
言葉をまだしゃべれない、文字を読めない子供たちの行動は、
空気をその子なりに読んで、行動していることが良く分かります。
ただ、子供たちは場面の雰囲気ではなく、相手のしぐさからさぐっている気がします。
でも、大人になると、文字や言葉を覚えて、
文字を通じてメールし、会話で意思疎通します。
相手の行動を探らなくても最低限の意思疎通は取れてしまいます。
でも、障害を持つと、文字が分からなくなったり、言葉がしゃべれなくなったりします。
その時、普段から探っている人、ジェスチャーを使っている人は、まだ通信手段が残っていますが、
そんなことをしていない人は、結構大変です。
これは、障害をもった方だけでなく、そういう方とコミュニケーションを取ろうとする方も同じです。
文字や言葉は大事ですが、人間が通じ合えるのはそれだけではありません。
こういう文字や言葉ではないコミュニケーションを非言語コミュニケーション(ノンバーバルコミュニケーション)と言います。
これは意識的に生活しているとある程度身につきます。
日本人はアメリカ人などに比べるとゼスチャーが少なく、
非言語的な表現をするのが苦手だったりします。
でも、非言語的な表現はコミュニケーションを円滑にします。
作業療法士や理学療法士、言語聴覚士を目指す皆さんは是非とも、
非言語コミュニケーションを磨いておいてください。
表現されていることを見抜く力も、表現する力もですよ。
後で絶対に役立ちます。
何につけても、
表現するのが下手でも、表現を見抜くのが下手でも、
結局、仕事下手になっちゃうよ。
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就活
2012年8月29日(水)
この時期、全国のリハビリ系の学校では就職説明会がいたる所で行われています。
昨日は数年前まで当院で勤務していたOTさんが教務をしている学校での説明会へ行かれていました。
説明会は近場もあれば沖縄のような遠いところも・・・
そのため、この時期リハビリのボスとショコタンは全国行脚で大忙しです。
その甲斐あって、当院へ就職見学を希望する学生さんも増え、今週も数名の学生さんが見学に来ています。
(当院では見学もしないで就職を決めようとする学生さん受験を認めていません。)
現在、就活中の皆さん。
働く場所を決める理由はいろいろあると思いますが、他力本願、受身では前には進めません。
チャレンジする気持ちも大切。
施設も良いところもあれば、まだまだのところもある。
完璧な施設はそうそうにありません(多分ない!)。
自分が働きたい場所は自分の目で確かめる・・・そして感じる。
就活、頑張ってくださいね。
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生活リハビリ
2012年8月26日(日)
当院は回復期リハビリテーション病棟を中心とした病院です。
(何回も書いてくどいですね。ごめんなさい。)
そのため、病棟での生活も出来る限り日常に近い状態で過ごして頂くように取り組んでいます。
例えば、
朝起きたらパジャマから普段着に着替える。
そして、寝る前にはパジャマに着替えて頂く。
寝食(寝る場所と食事をする場所)は極力別にする。
洗面も出来る限り、洗面所で行ってもらう。
日中の排泄は出来る限りトイレまで行ってもらう・・・etc etc
( もちろん全て患者様の状態に合わせて、見守りやお手伝いが必要な場合はお手伝いさせて頂きます。)
なので、
回復期リハの病棟は朝から賑やかですし、
治療が最優先となる急性期病院から入院してこられた患者様にとっては、
これまでやってもらってたことがやってもらえない。
自分でしなきゃいけない・・・と、
この入院生活に慣れるまでは少し大変です。
やり方が変わったり、自助具が必要になったり・・・
入院する前と方法は違っても、これからも必要です。
これも大切な生活リハビリになります。
トイレもお風呂も模倣での訓練も大切ですが、実際とはやっぱり違います。
(例えば、お湯を張ったお風呂は湿度や浮力、滑りやすいなど・・・お湯の張ってないお風呂とでは全く別物です。)
誰でもそうですが、リハビリの訓練で『できる』からといって、日常の生活の中で毎日『している』わけではありません。
頑張れば出来るとか、リハビリのセラピストが側にいれば出来る・・・訓練中にはできているけど、日々の病棟生活の中では出来ない・・・
そんなこともたくさんあります。
『している』ことを『できる』ことに近づける。
このために生活リハビリがとっても大切になってきます。
『入院生活全てがリハビリ』・・・ですね。
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夢と現実のバランス
2012年8月24日(金)
子供の頃からバイクや車が大好きな子供でして、
5歳の頃には、どのおもちゃ売り場にあるミニカーも、全て持っていました。
学生になり、免許をとった時には、
あれが欲しい、これが欲しいと、欲しい車がいっぱいで、試乗三昧。
運転技術がないと運転ができないものに「将来乗るぞ!!」と
バイトをいっぱいしてみたり、走りこんで練習したりで、頑張っていました。
就職して期間もたち、生活が落ち着いた頃、
好きな車を買って、ちょっとずつステップアップしようと思ったのですが、
ほとんどがATのみで、エコ志向で、ずんぐり大きくて、
ミニバンかコンパクトカーの形をしているなど、似たり寄ったり・・・・、
走る・運ぶ・装備・安全性・快適性・耐久性など、
車の基本要素で、明らかな癖のある車なんてほとんどなくなってしまいました。
(電気か、ハイブリッドか・・・ぐらい)
もう、周りに売られている車の中に、私が夢見たものはほとんどありません。
いつも、
親や周囲からは、大人になって、稼ぐようになったら、好きにしたらいい・・・
と言われていたものの、
できるようになったときには、普通には手に入らなくなってしまいました。
そして、コツコツ努力していても、
能力・お金・環境、そしてタイミングの全てがそろわないと夢がかなわないのが現実で、
ただの憧れになってしまいました。
何事も、頑張ればなんとかできるのではなく、
目標を達成するための条件や、やんごとなき事がいっぱいあり、
その条件が全てそろうのか、どれくらいそろわないのかによって、
どの程度、達成できるかどうかが変わります。
そして、
夢だけを追い求めれば、生活や環境が破綻してしまいます。
現実的な対応に徹すると、意欲や想い、そして個性が失われます。
どちらもバランス良く・・・できたらいいんですけどね。
なかなか難しい。
母親によく言われたことと、師匠から指導としてよく言われたことが、
「無いもんは無い!言っても無駄!だから、それの上で何とかするんや」
でしたが、
今はそのバランスが大事だと言うことなんだと理解しています。
それにしても、
私が夢見る人生最後と決めたバイクは・・・たぶん届かぬ夢・・・
そして、夢見る目標の車は・・・まだ少し現実的か・・・
それでも厳しいんでしょうね(;_;)
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リハビリスタッフも悩みます
2012年8月21日(火)
リハビリスタッフも家族と一緒で、いつも悩んでいる事が有ります。
包丁やナイフを使わすか、使わさないか?
子育てでも経験した方は多いでしょう。
持たせるべきか、まだ早いか?
横についていても怪我をします。
でも、横についていないともっとたくさん怪我をするし、
大きな怪我をするかもしれません。
それに、怪我をした時に対応が遅れます。
だから、
親は横についています。
介護されているご家族の皆さんも同じ気持ちになる事が有るのではないでしょうか?
リハビリスタッフも一緒です。
リハビリでは日常危なくて、できない事を訓練でしたりする事が多いです。
訓練で怪我をしない保証は有りませんが、スタッフがついている事である程度防ぐ事ができます。
そして、怪我をした時にすぐ助けを呼んだりできます。
だから、怪我しそうな事までリハビリでする事ができます。
難しい事をしないで、難しい事ができるようにはなりません。
転けるはずのない事だけをして、転けにくい能力は身につきません。
刃物を使わず、刃物が使えるようにもなりません。
何も喉に通さずに、食べれるようにもなりません。
怪我をするから何もしない生活よりも、
怪我を抑えつつ頑張って勝ち取るワンランク上の生活を目指しています。
もちろん無駄に怪我をさせたくないので、絶対できない事をする訳では有りません。
難しい事をする時も可能な限り安全に配慮します。
ただただ、安全のためだけに、手に入る生活をあきらめたくないだけです。
いつも患者さんには限界に挑戦させてあげたいと思っています。
でも、一方の気持ちでは、
やっぱり絶対に怪我をさせたくないんです。
患者さんといる時は、いつもいつも、ハラハラドキドキです。
ご家族の介護をする時も、ハラハラドキドキする事があると思います。
今日のための安全、明日のためのハラハラドキドキです。
ハラハラドキドキを実行するためには下準備が大事です。
悩んだ時は相談しましょう。
今日もあちらこちらで、
ハラハラドキドキしているスタッフがいっぱいいます。
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病院の良し悪し
2012年8月13日(月)
昨日は京都府の理学療法士・作業療法士・言語聴覚士就職フェアなるものが、京都のイベント会場で行われました。
各養成校で行われる説明会と違い、学生さん自身が会場におもむいて就活するわけですから、熱心な学生さんが多かったですね。
いろいろな質問を受けるわけなんですけれども、視点が「働く人間にとってどうか」という点だけなんです。給料は?休日は?勉強会は?教育体制は?等など。
病院(施設)の良し悪しは、患者さん(利用者)にとってどうかという点だけなんです。自分が患者(利用者)だったらそこに入院(利用)したいのか、自分の親をそこへ入院(利用)させられるのか、それだけです。
働く人間にとって良い環境でも、患者さん(利用者)にとって良くなければ、良い病院(施設)とは言えないでしょう。そういうところはいずれ潰れます。
働く人間にとって悪い環境でも、患者さん(利用者)にとって良ければ、良い病院(施設)です。そういうところはいずれ職員にとっても良い環境を作り出すでしょう。
そして良い病院(施設)を作り出すのは院長(施設長)の仕事じゃありません。職員一人ひとりが作るものなんですけど、理解できてない人が多いような気がします。
とても評判が悪い病院があるとします。治療実績はそこそこなんだけれども、とにかく職員の対応(接遇)が悪い。そんな病院へ何も知らない見舞い客が初めて病院を訪問したとします。初めてなので勝手がわからず、職員に声をかけたとしましょう。その声をかけた職員がたまたまその病院でただ一人応対が良い職員だったら?きっとその見舞い客にとってはとても良い病院になるのでは?
逆ならどうでしょうか。とても評判が良い病院があったとして、そこを初めて訪れた見舞い客が声をかけた職員がたまたまそこで最低最悪の職員だったら?
そう考えれば病院(施設)の良し悪しなんて、職員一人の力でも何とかできるもんだとは思えませんか。問題はそう考える職員がどれだけいるかじゃないでしょうか。そんな職員の数で病院(施設)の良し悪しが決まるのかもしれませんね。
次回私のブログは8/16です。
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得意なことと苦手なこと
2012年8月05日(日)
当院にも、いろんなスタッフが居ます。
あれが得意、これが得意、あれが苦手、これが苦手。
人それぞれです。
別に、得意でも苦手でもいいんです。全部できるなら。
どれもできるけど、これは苦手と思っている、これは得意と思っているってだけですから。
だって、自分で得意と思っていることと、周りがあの人が得意だと思っていることが違うし、
自分で苦手と思っていることと、周りがあの人が苦手だと思っていることが違うし、
実際のところ、それが正反対のこともあります。
あまり本人の言う得意や苦手は本質では無いことになります。
あなたの、あの人の得意…ほんとに得意ですか?
あなたの仲間内だけで得意になっていませんか?
あなたの、あの人の苦手…ほんとに苦手ですか?
あなたの思い込みだけで苦手になっていませんか?
苦手でも、得意でも、とりあえずできるようになりましょう。
できないって言うのは苦手にもなっていませんから、
苦手でもいいので、できるようにはなりましょう。
できるとできないの差はとても大きいですが、
苦手と得意の差は、気持ちの問題です。
気持ちはいずれ変わるかもしれません。他人から見たらもともと違います。
だって、ピアノが得意って言う子がピアノが上手いとは限りませんから。
苦手って言う子が上手に弾けたりしますしね。
リハビリでも同じです。
苦手と思ってするのも、得意げにするのも気持ちの問題です。
でも、身につくのは、得意げにしたほうが、頑張れますし、身につきやすいです。
ですから、ほめて育てるごとく、調子に乗せて頑張らせるのも一つです。
頑張ってリハビリして欲しい家族を、ほめてあげてくださいね。
得意と思えると、頑張ることも楽しくなりますよ。
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宗旨替え(あるいは祝ブログ50回目!!)
2012年7月30日(月)
齢(よわいと読んで下さい)50に近くなると、それまでの習慣や考えを変えることは難しいものです。
若いスタッフには頭が固い、柔軟性がないと言いながら、自分自身を顧みれば「どの口が」と思えることも少なくありません。
「過去の経験に照らし合わせて」と言いつつ、社会環境の変化に対応できていないこともあるやも知れません。
「時代の流れにそった」結果、皆がそう言っているから正しいわけでもないし、皆が反対しているから間違っているわけでもない。
今までにないことを決めるのはずいぶんと難しいものです。
私の好きな映画に「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」と言うのがあります。主演はアル・パチーノ(昔はパシーノと読んでいたのに…)です。ラスト近くで彼はこう言います。
「私はいつでもどちらが正しい道かわかっていた。でも選ばなかった。困難で苦しい道だからだ」
彼の言葉に従えば、しんどそうな道を選べば間違いなさそうですが、どちらも大変そうだったらどうするのか。
つい先日も1ヶ月も逡巡した上、今までとは違う考えに至ったのですが、どちらも大変そうでどちらが正しかったのかなんて、わかるのはずっと先の話でしょう。
かく言うこの文章を綴っているマシンは以前は「ちっちゃいプログラム屋の窓型XP」OSを搭載したものでしたが、この記念すべき50回目ブログは「リンゴ屋のアイリッシュ型」OS搭載マシンです。
これも宗旨替えと言えばそうでしょうね。15年も窓型OSを使い続けてきたのに、リンゴ屋の方が利用者本位ではないかと思えるようになった結果でした。
「利用者本位」それも間違いが少ない判断指針かもしれませんね。
次回私のブログは・・・いつだろう
明日(2012/8/1)でした。












