大晦日です。
2015年12月31日(木)
社会人になってからと言うもの、年末年始に帰省したことは一度もありません。
実家が商売をやっていたこともあり、大晦日は深夜一時まで仕事、年が明けて休みは元旦の一日のみ。そんなんではいくら手伝わなくてもいいからと言っても、ゆっくり出来るはずもなく。
まだ実家にいる頃、遠方の親せきの叔父が近くの大学病院に入院していたので、大晦日の晩に寿司桶をもって見舞いに行ったことがあります。面会時間もとっくに過ぎていましたが、どのベッドにも家族らしき人たちが見舞いに訪れていて、部屋に一つしかないテレビで紅白を観ていたのを覚えています。
面会時間どころか消灯時間も過ぎていましたが、大晦日なので「特別に」紅白終了までテレビOKなのだと、付き添いの叔母が言っていたのを妙に鮮明に覚えています。
あれから30年以上になりますが、大晦日近くになるとその時のことを毎年思い出します。
病気や怪我さえなければ、自宅でのんびりくつろいでいたはずの人たちが、病室にいながらテレビだけでも好きなもの見れてるんだろうかと、いつも馬鹿なこと考えてしまいます。
患者さんにとってテレビを見れるかどうかなんて、障害や病がどうにかなるかと言うことに比べたら本当にどうでもいいくだらないことなんでしょうけど。
でも障害や病がどうにもならなかったり、なかなか目途が立たなかったりであれば、くだらないことだけどテレビや食い物くらい好きにできないとやってられないんじゃないのと思ってしまいます。
病院の職員がこんなこと言ってちゃダメなんでしょうけど。
勿論入院中の患者さんが、好き勝手な食事したり、夜更かしなんかやられた日には、療養もへったくれもないというのはわかっちゃいますがね。
今時の病院て言うのはお正月だからとか大晦日だから「特別」ってのはアリなんですかねぇ、ナシなんですかねぇ。
次回私のブログは明日明けて平成28年1月1日です。初日の出が撮れればいいんですけどねぇ。