京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

遠藤

ああ、基本って大事

2016年8月23日(火)

最近、物を修理したりするときに思ったのですが、
今修理している物を修理する方法は誰かに教わったことはないなってことです。
じゃあ、どうして修理できるのかなって思ったのです。
そう、もっと子供の頃にしていた工作で培ったこと、
そこから色んな工作の仕方などを教わったり、やってみたりして得たことがいま生きていると思います。
やっぱり、基本は教わったり時間をかけて失敗しながら身に着けていたんだと思います。
そして、基本さえできていれば、いろんな経験を振り返ったり、
基本を組み合わせてみたり、基本と少しやり方を変えてみたり、基本を知っていれば、応用はできます。
何でも出来る人はきっといろんな基本を身に着けているんだろうなと思いました。

 

リハビリでは、自立を目指します。
この自立はいわゆる応用がきく人になろうってことでもあります。
少しぐらい体調が違っても、少しぐらい環境が変わっても応用がきくから生活を続けられます。
「これと同じ環境で、体調が良い時ならできる」っていうのは自立ではないですよね。
だからこそ、基本になる練習や運動を「動作の繰り返し練習」以外に取り組んでいただくことになります。

何でも同じだなって思いました。
子供のうちに色んなことを体験しておくのは大事なことなんですね。

 

大事なことは基本を習得しての応用ですね。
歩きやすくなるために、歩行練習すると思います。
でも、歩くことばかり気がいって、歩く練習以外は嫌がる方もいらっしゃるのです。
でも、歩行練習だけでは基本の練習が不十分になってしまう事もあります。

歩行の基本を身に着けるための大事な練習が、

歩く以外の練習にいっぱい詰まっていますよ。

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