京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

橋本

残念

2012年11月06日(火)

先日ある女性がマスコミを賑わせました。

大学開設を…。

誰のどんな話か、これだけでどなたにもお分かりのことと思います。

 

私が残念に思うのは手続きの拙さのために、本来マスコミが取り上げて社会に問題提起しなければならないところが、全く無視されてしまった事です。

 

少子化の影響で確実に進学者数が減っていく事が見込まれている中、専修学校、大学の学部、学科が毎年増え定員増になっていく事が社会にどのような悪影響を及ぼすのか、皆さんはお分かりでしょうか。

 

物議を醸すので詳しい話を避けざるを得ませんが、それら悪影響の原因を学校の「金儲け主義」と斬って捨てる人もいます。

私もそういう面があるとも思いますが、反面学校側より学校を利用する側、つまり学生とその保護者の責任も同程度かそれ以上に大きいと考えています。

 

話はちょっとそれますが、このブログはそもそも京都大原記念病院の患者さん(利用者)とリハビリテーションの学生さんを第一の対象としているわけですが、共通点があります。つまり高齢者の子息として介護を担われている方々は、同時にリハビリテーション学生の保護者でもある方々というか世代として同じなわけです(40代から60代といった感じでしょうか。結構幅ありますが私なんかストライクど真ん中です)。

 

子供の成績が悪いのは教え方が悪い(悪いのは学生自身が勉強しないから)、勉強やる気がおきないのは教え方が悪い(そもそも義務教育ではないので、やる気もへったくれもない。勉強しますという暗黙の了解の下に入学を許可されたはず)、学校の指導が厳しすぎる(社会はもっと厳しいし、甘えた人間がセラピストになっちゃあ患者が迷惑)、遠隔地での実習なんてうちの子には無理親同伴にします(自立支援の仕事は無理)等など。セラピスト養成校に通う学生の親の言い分です。さほど特殊でもなくよく聞く話です。

 

このブログを読む40代~60代の方々、あなたの身内に要介護のご両親がいなくとも、あるいは専修学校や大学に通う(医療系でなくとも)お子さんがいなくとも、少なからずあなた方世代に関係ある話だと思って、「あんなことそんなこと」を読んでいただければ、私はうれしいです。

マクラとオチが随分と違った話になったようですけど、今日はこの辺で。

 

次回私のブログは11/12です。

 

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