フットケアは転倒防止に有効です。
2013年10月30日(水)
転倒しやすい方、しにくい方の違いは何でしょうか?
その一つの指標として、「2点識別」という物があります。
2点識別とは、コンパスやノギスなどを使用して
2か所の先端を同時に皮膚に接したとき、
2点と感じられる最小距離の検査の事です。
手の指であれば、人にもよりますが、1ミリ以内の距離でも2点と感じられます。
またふくらはぎであれば、500㎜程度離れていても1点と感じたりします。
そして足の裏であれば、だいたい標準が10㎜程度です。
転倒しやすい方の傾向として、
この足裏の2点識別の能力が劣っている傾向があります。
障害がある方は、柔軟性が低下して、足の裏までお風呂の時に洗い忘れる傾向があります。
そうすると角質がたまり感覚の感度が悪くなってきます。
足裏の感覚を訓練するには、入浴時に足裏を洗う習慣をつけることで改善します。
フットケアは転倒防止には非常に有効です。